思考はアナログ、言葉はデジタル
先週から、盲腸で入院しておりました。
職場にも多大な迷惑をおかけしたのですが、その中で思い浮かんだことつれづれです。
”困ったことがあったらすぐに連絡してきてね”
この言葉通り、毎日捌けない困りごとが送られてきていたのですが…。
困っている事を要約して説明する時に、パターンが綺麗にわかれていたので興味深かったのです。
"いんよう!"にて、よう先輩が、シンデレラを「シンデレラが幸せになる話」と要約されていたのも、記憶に残っていたのでnoteに残すことにしました。
①自分の感情を真っ先に伝えてくる人
②問題を理解してもらう為に、必要な情報から伝える人
③問題の構造や事象をまず伝える人
④思い浮かんだ順に伝えてくる人
困っている・解決できないといった問題は同じなのに、伝え方は大体こんな感じに別れました。
私の仕事においては、②と③の人は、問題を整理するだけでほとんどが解決します。
理解してもらいやすいように、説明を簡略化しすぎて失敗していることがほとんどだからです。
①の人は、本人の感情を受け止めてからでないと、問題を解決しても納得感が薄くなります。最初が肝心かなぁと。
どうやら④の人は、問題に関わる重要と思ったことを全部ぶつけてくるので、取捨選択が大事な感じでした。
何となくここから、シンデレラに連想が飛びました。
シンデレラを要約するとして、読んだことがある人なら登場人物や話の筋を省略することができる。
ガラスの靴をフォーカスするとして、上で挙げたパターンを当てはめると
①キレイだったとか、ガラスの靴への憧れといった感想から入る人
②魔法が解けた後にドレスは元の服に。馬車はカボチャに戻っている。
しかし、ガラスの靴は王子の手元に残っているという情報から入る人
③他のモノは魔法で変化させたが、ガラスの靴だけはそのまま魔法使いから手渡されてるという構造から入る人。
④ガラスの靴について、連想されることをごった煮で伝える人
・・・といった感じになるのかしらん。
でも、これは童話なので問題が簡単なんですよね。
内容は理解できるし、それこそ子供でも読めるものだから。
醤油鯛という、沢田佳久さんという方の書かれた本があります。
(マツコの知らない世界で紹介されたこともあるらしい)
最初にきちんと、醤油鯛について定義してから、形態学を用いて種類を判別して、系統進化学的アプローチもする。
ちゃんと定規と一緒に写真も撮ってるし、分類上重要なポイントもわかるスケッチもあるし。
面白いんだけど、こういう専門的な知識が盛り込まれたことを要約するとして。
理解った気になる説明と、理解してもらうための説明は精密さが異なるだろうし、
第一、どこまで理解してもらう必要があるかという問題もあるし、どういう切り口にすればいいのか迷子になるなぁと。
お弁当に醤油鯛が入ってたら、撮影しておいて帰ってから見比べる楽しみがある本。
これが現時点での私の要約なんですが、正確な理解を得られている感じはゼロです。
相変わらずまとまらない!
これを一言でいうと、本日のタイトルになりました。
こんなことを考えていた、入院中の雑記でした。