人間に与えられた2つの選択肢

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、ロシアの文豪 トルストイ氏の教えをもとに、
「人間に与えられた2つの選択肢」について紹介しています。

いま、悩みや苦しみを抱えている人に、少しでも違う視点や、
新たな思考の一助となりますと幸いです。

では、早速ですが、結論からお伝えします。

人間に与えられた2つの選択肢は、

①苦しみを受け入れずに生きる道

②苦しみを当然のものとして生きる道

これら2つに分けられます。

苦しみを受け入れずに生きる道とは、
自分の幸福のみを追い求める生き方です。

苦しみを当然のものとして生きる道は、
他人の幸福を求める生き方です。

苦しみは、愛の実践によって逃れられます。

愛とは、抗うことなく、受け入れることです。

それは単に他者の言いなりや服従という形ではなく、
インドの偉人 ガンディ氏のような、非暴力・不服従の形での愛です。

苦しみを当然と考え生きる姿勢は、真に生きるともいえます。

苦しみの全く存在しない生など存在せず、幻想なのです。
そうした前提をもとに、苦しみにどう向き合うのか。

どのようにして、悩みや苦しみを乗り越えていくかが肝要ですね。

それぞれの悩みや苦しみがある中で、一律の答えなどないのであり、
正誤が明確に存在しないのも、人生の特徴です。

生命は不滅であり、人の心に作用し続けます。
愛の力によって、程度の差はありますが。

愛の力が強くなるほど、世界との関係性も強くなります。

世界との関係性が築ければ、肉体が滅んでも、誰かの心の中で
生き続けるので、死という観念自体が消滅するのです。

生命を真に理解し、愛に生きる者は、死を恐怖する必要がなくなり、
悩みや苦しみへの向き合い方も大きく変わってくることと思います。

受け入れることは容易なことではありませんが、
日々実践していきたいものですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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