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私のうつ病 #02 【闘病開始期】

こんにちは、おこめさんです。2020年10月下旬頃からうつ病を患っており、その経験を書き留めておきたいと思い、投稿しています。今回はその2つめの投稿です。

※#01はこちらです。
https://note.com/pi_wara/n/n8504ffcc7d93
※諸々の配慮はしているつもりですが、記事を読んで気分を悪くされる方がいらっしゃいましたら申し訳ないです。特に今回は、かなり辛かった時期の自分の考えていた内容や感覚を自分の言葉で記載しているため、重たいかもしれません。少しだけ「死」についての記載もあります。ですが私の経験は私自身のものですので、感じたことを書かせていただきたいと考え、書いております。予めご了承いただけると幸いです。

目次
・うつ病の診断をもらってから
・なんとか仕事をしていた11月前半
・様子がおかしくなった11月後半

うつ病の診断をもらってから

病院でうつ病の診断をもらった後、その場ですぐに上長にチャットで連絡をして、その後一対一で話をしました。上長は「あまり詳しくないから申し訳ないけど、でも一緒に乗り越えていきたいから色々と話を聞かせて欲しい」というスタンスでした。何時間もゆったりと話す時間を設けてくれて、私としては同じ目線に立って併走してくれる感覚がして安心しました。病院で言われたことと自分が今感じていることを色々と話して、別のプロジェクトにアサインされてやっていくこととなり、要は異動になりました。
それで解決されるのかはよくわからなかった(もはや何で解決できるのか全然よくわからない状態でした)けれど、私がプレッシャーを感じていたのは今の業務に紐づくことが大半だったので、配置転換によって何か改善されたら嬉しいなと思いました。

それから、徐々に業務を変更していきながら、異動準備を進めていきました。

なんとか仕事をしていた11月前半

それからしばらくは、結構なんとかなっていました。毎晩抗うつ剤を1錠と胃薬を1錠飲みつつ仕事をしていました。

新しくアサインされたプロジェクトでかなり早めの段階でバリューが少し出せて、「うん、大丈夫だな」と思っていました。関わる人が変わることはやや心配で、実際少し負荷はかかっていたなと今では思いますが、なんとかうまくやれていたと思います。周りからも、「○○してくれて助かった」という声をいくつかいただくことができ、一安心でした。

このまま投薬治療と通院とを続けつつ仕事もやっていければ問題ないだろう、このプロジェクトも大成功させたい!とその時は思っていました。

様子がおかしくなった11月後半

ところが、徐々に状況が変化していきます。自分で言うのもなんですが「様子がおかしかった」と思います。

まず、異動することになったので当然なのですが、前のポジションでの業務が急に減りました。会議がグッと減ったのが要因として大きく、次の体制がどうなるのか等も自分からは見えなくなっていって、業務量の減少と同時に情報も入ってこなくなりました。
すると、「自分が必要とされていない」と、必要とされていない感や疎外感をなぜか急に感じてしまい、落ち込んでいきました。仕事が減っていくのは当たり前だしむしろ体調改善のためにも良いのに、「うつになった私なんか扱いにくいしな。なんなら、チームが私のスタイルじゃなくなることもみんな喜んでいるんじゃないか...」とも思ったりしました。仲間を信頼できなくなったわけではないのですが、自分のことを基本的に否定的に捉えているからかそういう風に思ってしまって、勝手にひどく落ち込んでしまいました。(この文章を書いていて自分でも論理がよくわからないんですが、そんな風にしか考えられなかったし、考えというよりはもはや"感覚"に近いかもしれないです。)

でも普通に考えたら、別プロジェクトにアサインされることになったのだからそちらの仕事をしたら良いんだし、配慮してくれているんだし次の仕事をやろう、と思うことはできました。
ですがなぜかやる気が湧きません。何をやったらいいのか考える気力すら沸かない。誰かに尋ねたり相談する気も沸かない。

そんな感じだったので、結果、仕事中ずっとぼーっとすることになりました。
モヤモヤモヤモヤ、考えを巡らせては落ち込んで、でもやる気も出なくて、そんな自分に絶望して...。たまにある会議でも、話が頭に全然入ってこなくて、自分がいる意味がまるでないようなことしかできていない状態になりました。しかも謎に苛立ち、会議中に当たってしまったりもしました。

「こんな調子で8時間過ごしてしまっている...しかも例の昇給は今月からが対象だ...!何も価値がないのに以前よりも高い給料が支払われる...!?そんなことあっていいはずがない...!
というかちゃんと毎日薬を飲んでいるのに、全然良くなる兆しが見えない...つらい...一体いつになったら、どうしたらここから抜け出せるの...苦しい...」

ある日の仕事帰りの電車でそう思って、電車を降りた時に空を見上げてふと
「ああ、うつ病の人が死にたいって思う感覚、少しわかったかも...」
と、この時初めてちょっとだけ「死にたい」と思いました。正確には「消えてなくなりたい」という感じです。自分を周りで支えてくれている人は私が死んだらきっと悲しんでくれてしまうから、自分が存在していた過去含め全部無かったことにして欲しいという感じです。

休職した方が良いという病院での判断が、この時にやっと理解というか、納得できました。私の思考の癖的に、負のスパイラルに入ってしまうんだなと身を以て実感しました。
この時に、ちゃんと自分と向き合おうと決心して、周りに受け入れてもらえるようであれば休職したいなと、そう思いました。

その後病院や産業医の先生との面談を通して休職することになったのですが、仕事をしなくなった私がどういう風に時間を過ごしてきたのか、次で書いていきたいと思います。次の投稿も気が向いたらお読みいただけると嬉しいです。
ありがとうございました🙇‍♀️

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