アラフィフSE、「半永久的に更新不要なシステム」が欲しいという話

ぴろりん@noteです。

システムエンジニアの仕事をかれこれ二十数年以上やっているわけですが、これまでに何度も担当したシステムの更新(いわゆる更改というやつですね。)を経験しています。

システム更改の理由としては、
①システム基盤が老朽化した。
②ビジネスモデルの刷新により、アプリを大きく改修する必要がある。
③パッケージソフトの保守期限が来て、更新が必要になった。
等、様々な理由があるかと思います。

自分の経験からすると、だいたい5年から7年周期ぐらいで、こういうシステム更改という案件が立ち上がっているように思います。

IT技術は日進月歩、ビジネス環境もめまぐるしく変わる昨今、システムもそれに合わせて変化していくことが求められるので、定期的にシステム更改が必要だ、という理屈はわかるのですが、システム更改案件が立ち上がると、それが特に会社の基幹システムの更改となると特にですが、IT部門総出でそりゃあもう「上を下へ」の一大イベントになるわけで・・・。

この記事を書いている今もまさにうちの会社の基幹システム全体を公開する案件が走っていて、僕もかかわっているのですが、今回は先ほど挙げたシステム更改の理由のうちの、「①システム基盤が老朽化した」ことによる更改案件で、その上にのっているアプリケーションの要件追加はないんですよね。

それでも基盤変更でOSやデータベースソフト、運用管理ソフト等のバージョンアップがあり、それに伴ってアプリケーションもそれらへの非互換の対応が必要になり、開発・テスト・データ移行・リリースなどの一連の流れを踏まなければなりません。

・・・ここが、いつも「なんだかなぁ」と思ってしまうポイントでもあります。

前回の更改でうちの会社の基幹システムもいわゆる共通基盤(プライベートクラウド)になっていて、当時の売り文句では基盤の変更が業務アプリに影響を与えないつくりなので、今後基盤の更改があっても業務アプリ側の対応は不要、みたいな話じゃなかったんだっけ??と思ってしまうわけです。

IT技術の進化は日進月歩で次々と新しい機能が追加され、いまやOSにもAIが搭載されて、身近につかうことができるようになっており、それに合わせてOSなどの基盤ソフトがサポートする機能も動的に変わっていく・・・

それに数年ごといや、これからはもっと短いスパンなのかもしれませんが、ついていかなければならないのか・・・

基盤が変わっても、その非互換対応をAIで自動的に修正して、データ移行とかも自動的にやってくれて、ビジネスロジックの変更もキーワードを与えればそれを学習して、人間のように自ら成長してくれる・・・
そんな半永久的に更新不要なシステム(永遠のシステム)が欲しい今日この頃です。

今回の投稿は以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。

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