「居場所」をたくさん作るということ

突然の質問ですが、みなさんは自分の居場所っていくつぐらいありますか?

「家だ」とか「会社だ」とかいう答えもあるでしょうし、
「家に居場所はない」という答えもあるかもしれません。

僕自身も「居場所」っていわれると、少し前までは「うーん」と腕を組んでうなってしまう状態でした。
家かな?いや、自分の部屋かな?、「居場所」って何?という感じ。

でも最近地域の子供たちの育成事業やPTAの役員の仕事をするようになって、その「居場所」っていう意味が何となく分かってきた気がします。

これは僕なりの解釈ですけど、「居場所」って、「人と人とのつながりのなかで、自分らしくいられて、安心できる場所」のことを言うのかな?って、思います。

会社のキャリアデザイン研修で、「ネットワークを拡げましょう」とか「異業種の人たちと交流を」とかいう説明を受けたりします。
仕事柄大手電機メーカーやソフトウェアハウスの方々とのつながりや、会社内のユーザさんとのつながりはあって、これまでそういうつながりは大事にしようと思ってやってきて、自分なりに社内でのポジションというか、「○○システムのことは、彼に相談すればよい」と思ってもらえるようにはなったつもりで、それが「人的ネットワークを作る」ということだと思っていました。

でも今年参加した夏祭りの出店で焼きそばを焼いていた時に、同じ育成事業に参加されているアラ還の先輩から、「会社をリタイアすると一気に人とのつながりがなくなるから、こういう地域の人々とのつながりとか、趣味での人とのつながりとか、そういう自分の居場所になれるところをたくさん作っておくのも大事だよね?」と言われたことがきっかけで、ハッと気づかされました。

「ネットワークを作る」ってそういうことなんだ、それが「居場所をつくる」ということなんだと・・・。

それ以来育成事業でやっている、子供たちのソフトボール教室の手伝いとか、地域の行事の手伝いとかに積極的に参加して、地域の人たちとか子供たちとのつながりをつくることをやっています。

努力してやるのもちょっと違うし、それだと「自分らしくいられない」ので、例えばソフトボール教室だったら、子供たちと一緒にキャッチボールしたり、ノックを受けたり、走ったりして、自分もソフトボールを楽しんでやる。
そうすれば参加している子供たちとの距離も縮めることができて、子供たちが少しずつソフトボールの技量が上がっていくのも見ることができて、楽しい・・・。

そういう場所をたくさん作るのが、自分の「居場所」をたくさん作る、ということなのかな?と最近思います。

今回の投稿は以上です。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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