#最終話 ブランド | 元祖筋育専用干し芋フィジーモ BrandStory
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どのようにUSPを設計していけば、フィジーカーをはじめとするアスリートに喜んでいただけるのかを模索していきました。
まさしくブランドコアに係る問題であり、一番大切なことでした(ブランドコアについては後の機会に記します)。
大切にした事
■ポジション
「安全安心・美味しい干し芋をつくる有機さつまいも農家」
これがわたしたちのポジションだと信じてきました。
信じていたものへの疑問と、新たな道への挑戦、それが今回の開発です。
アスリートが、膨大な時間をかけて努力を注ぎ込み、研ぎ澄ました肉体。
与えられる評価。
緊張、喜び、悔しさ、再起。
アスリートが栄光へと向かう力、その源となる「食」に新たな息吹をおこしたい。
「おいしくて安全なパフォーマンスアップフードを開発し続け、
アスリートの栄光への歩みに寄り添い続ける。」
これが、わたしたちの新しいポジションです。
■ネーミングに込めた想い
新商品誕生のきっかけとなったphysiqueへの愛(I)とオーガニック干し芋への愛(I)とを重ねて、PHYSIIMO フィジーモと命名しました。
さらに、「"PHYSICAL IMPROVEMENT MOTIVATION” アスリートのココロとカラダのエネルギーになって欲しい」との願いも込められています。
■ブランドコア
前述したフィジーモのポジションである、
「おいしくて安全なパフォーマンスアップフードを開発し続け、アスリートの栄光への歩みに寄り添い続ける。」のとおり、いつでもどこでもカンタンに使えるパフォーマンスアップフードを開発して提案し続けます。
パフォーマンスアップフードは、高品質で安心安全でおいしくなければならず、筋育力の土台となるものでなければなりません。
良い素材の調達、安全かつ技術の高い加工に徹底してこだわります。
筋育という言葉を生み出した元祖ブランドとして、
「アスリートの筋育力向上とパフォーマンスアップを追求し、栄光への歩みをサポートしつづけます。」
これこそが、ブランドコアの表現です。
■ブランドプロミス
ブランドコアを確認し、フィジーモのブランドプロミスを決定しました。
フィジーモの設計
このように、コアを固めてから、商品を設計していきました。
01 パッケージングの工夫
小分け50gのパッケージングとしました。コストが跳ね上がる部分です。
袋代、脱酸素剤代、人件費、原料の歩留まりの悪化など、経営的には良いことはありません。
しかし、「大袋を買ったはいいが、持ち運べないし、管理が大変。」「袋を開けたが、食べ切れない。」「つい食べ過ぎた。」こんな、今までのほしいものお悩みを解決したかったのです。
これにより、携帯性がアップし、いつでもどこでもカンタンに良質なオーガニックカーボを補給できるようになりました。
さらに、小分けの利点を生かしてマクロ管理を容易にするために、PFCのカロリー換算を表記しました。
02 パワーが持続
さつまいもの低GI(GI値55)で血糖値の急上昇を抑えられるという特性を引き出して、筋育に活用できるように工夫をしました。
1,自家オーガニック肥料で生さつまいもにたっぷりと栄養を与える
さつまいもの主要な成分はデンプンです。畑の栄養素をデンプンとして蓄え、冬を超えて、春に発芽をして次世代に遺伝子をつなげます。
「オーガニック」とは、肥料そのものだと考えています。
2,収穫後、熟成方法を工夫
奥行きのある甘みをつくるための技術です。
さつまいもは、その身を守るためにデンプンを使います。
どのようにストレスをかけるかにより、味が変わります。
3,栃木の冬の気候風土を利用
栃木県の冬の日照時間は全国トップクラスです。さらに、男体おろしの空っ風が吹きます。
その太陽と自然風で通常より長くじっくりと乾燥させ、栄養素の凝縮と咀嚼回数をあげることによる消化効率・満腹感の向上を狙いました。
03 パッケージングの工夫
一食50gの小分けパックを6ついれて、外袋にトレーニーをやる気にさせるスポーティーなデザインを施したチャック袋を採用しました。
これにより、前述の携帯性のみならず、保存も容易になりました。
最後に一番大切なこと
筋育専用のオーガニック干し芋を作りたいと思い立ち、何もわからず沢山の方々のご協力をいただきながら、世に送り出すことができました。
これで終わりではなくスタートだと心に刻み、皆様のご意見を伺いながらカイゼンをしていきます。
フィジーモ自体がIMPROVEMENTし続けることが大切です。
そして皆様の心身がより健康となり、ひいては日本中が元気になる力になれればと願っています。
筋育PHYSIIMOで
あなたの筋肉が育ちますように
あなたの人生が輝きますように
終
文:戸崎泰秀