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治療63目、第3クール21日目「点滴後、2日目から一週間が勝負なのだ」

2024年10月17日(木)治療63目、第3クール21日目、休薬7日目

 朝8時起床。今日は休薬最後の日。この日を大切にしようと心に決める。悪心は点滴直後の1000分の1ぐらい。でもゼロではない。このことがこれまでのクールと違うと感じる。点滴の回数が増えるにつれ、残留の度合いが増えたら嫌だなと思う。

 明日の点滴で休暇を取っているので、今日はそのための前準備のため忙しい。9時前にはPCの電源を入れ、結局残業してしまった。残業はしないように注意をしているが、終業直前に問い合わせの電話が何軒も来てどうしようもない。来るもの拒まず、という日本人の性は避けられず対応してしまう。そのため妻との約束である散歩に出かける時間が遅くなってしまった。ごめんなさい。

 夕食はカレーである。癌の治療を始めてから我が家のメニューから除外されていたため、すでに数か月ぶりとなる。昨日喫茶店で軽い夕食を取った際、メニューにカレーがあり「食べたいな」と思ったのがきっかけである。妻も同じ気持ちだった様子で勢い、彼女はカレーを注文したのだが在庫が無く食べられなかったのであった。そのためのリベンジということになっている。舌がバカになっているため少々間の抜けた口当たりになってしまっているが、美味しかった。辛さ控えめで作ってくれたことにも、感謝したい。

 こうして夜が更けていく。また明日から困難の日々が続く。前回のクールぐらいまでは抗がん剤が頑張ってくれているので我慢しなければと前向きに考えられたが、今回の副作用が思いのほか重かったため嫌な気持ちが勝ってしまっている。どうしようもなく、自分では如何ともしがたい事と割り切り、次回のクールを乗り切りたい。

 念のため今回の副作用の記録を残しておきたい。点滴後2日目から一週間が勝負なのだ。

副作用一覧と発生時期、第3クール

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