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治療157日目、経過観察10日目「俺どうなっちゃうのと涙目で聴く息子が不憫」

2025年1月19日(日)治療157日目、経過観察10日目

 朝8時起床。今日は予定が詰まっているため、朝から緊張感をもって臨む。とは言っても、プライベートな予定なので今日でなくてもいいのだから緊張する必要は無いのだが、そのように思っているとずるずる予定が伸びていくのが我が家の特徴なので、ある意味断行する意思を持っているという事なのだ。

 妻が早起きしてシャワーを浴びている音を聞き、同じような意思を妻も持っているように感じちょっと嬉しくなった。シャワーを浴び、洗濯物をセットし、朝ごはん。娘も起きてきたので、予定通りに進む予感がする。

 お出かけはランチを含む午後からなので、その間トイレ掃除と、窓ふきを行う。ほぼ毎週やっているので汚くなってはいないが、定期的にやっていると簡単に拭くだけですませられるため逆に効率的。私は海外に興味があり最近Youtube等で日本に来た外国人の反応をよく見るのだが、外国人が日本に来て最もびっくりするのが道路と公共のトイレが綺麗なことらしい。私たちにとって当たり前のことが世界であたりまえでなくなっていく現状が物悲しい。

 昨日から共通テストが始まった。思い出すのは2年前、息子の共通テストの思い出である。息子の共通テストの一週間前に私と娘は私の実家に行き、私の両親、姉と会った。その後娘が発熱し、コロナであった。後から聞いた話だが、私の父が毎週通っているデイサービスで院内感染があったそうだ。息子の共通テストの2日前だったため、大急ぎで隔離したものの、次に私が発熱。不安の中息子は共通テスト一日目を迎えた。その日は無事だった。次の日共通テストの二日目、息子が38℃の発熱。やっぱりな。。。新型コロナ検査キット(抗原定性検査キット)の結果、コロナであった。

 「俺、どうなっちゃうの?」と涙目で妻に聞く息子が不憫すぎて、何も言うことができない。人生で最も大切な瞬間を控えた受験生がいるにもかかわらず、家庭にコロナを持ち込んだ責任を感じる。もちろん、妻も感染しており高熱の中、試験会場、息子の高校、入試センター等に連絡し、その場合の処置について情報を得る。病気で試験が受けられない場合、入試センターに医師の診断書と申請書を送付すれば、追試という形で試験が受けられるらしい。しかし今日は日曜日。病院はやっていない。どうすればいいのか。

 時代のおかげと言えるだろう、インターネットで診断が受けられるサービス、ファストドクターを利用し無事診断書と処方箋を入手。事なきを得た。結果、息子は第一志望の大学にAOで入学。大変だっただけに、喜びもひとしお。試験前には家族全員他の家にはいかず、大人しくするべきという教訓を得たのだった。もう使うことのない教訓だけど。


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