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PMSで学んだこと~小旅行

潔く、盛岡行きをあきらめ、青森市へと降り立ちました。
駅を抜けるとふらりと歩き出しました。

青空が高く、小旅行にはうってつけの、いいお天気です。

ただし、精神状態は暗く、ほんの一時間前まで、PMSで思い込みの暗闇の中をもがき、数日間泣きはらした目は、腫れぼったくなっています。
それでも、ほんの少しだけ残った落ち着きを保って、駅前の公園を歩きます。
鳩が、日向ぼっこをしていました。
驚かせないように、そっと歩きます。
ちらりと見ると、鳩たちはみな、ほっこりとした空気をまとって、
公園にたたずんでいました。
それを見ていると、こちらも穏やかな気持ちになります。

「おなかが空いたな」
その時、はじめて自分が空腹であることに気がつきました。
どこかお店があったら入ろう。
ぼんやりとする思考で、そう思い、あたりをみわたすと、
前方に、赤い看板が見えます。
「あれ、お店かなぁ」
公園を突っ切ってみると、道の向こうに食べ物屋さんらしき看板が。
『熊猫朋朋』と書かれています。
よ、読めない……。
立て看板に写真とメニューが書かれていました。
とりにく、、、飯。
なんとかそれは読めたので、空腹の私は店内をちらりとのぞいて、
誰もいないのを確認するとお店に入りました。

「いらっしゃいませ」
女性の店員さんが一人の、とてもコンパクトなお店です。
台湾の屋台を模した店内は、壁にネオンが光る、なんとも異国情緒あふれる雰囲気でした。
なんか、超外国っぽい!
先に支払いを済ませる方式のようで、メニューをサラッとみて、
目に入った言葉をつぶやきました。
「とり、にく、めし……」
「ジーローハンですね」
あ。そうやって読むんですね。
セットメニューとドリンクを注文し、支払いを済ませて席について待つことに。
テーブルも椅子も、行ったことないけれど、超、台湾です。
台湾好きな方はおすすめです。

ジーローハンのお味は、香辛料とかもほぼ感じず(私の舌がバカかもですが)蒸した鶏肉と甘辛い味付けのきくらげのような触感が楽しくて、あっという間に間食しました。
ドリンクは東方美人茶にしました。こちらも、ウーロン茶に近いようなお味でした。(足し湯ができて、おかわり一回無料なんですよ)
待っている間に台湾カステラもあることに気づき、テイクアウトして、
気分るんるんでお店を出ました。
器も凝っていて、とても楽しい時間になりました。

お店を出た後、ふとこの街に古本屋さんがあること、そしてそこにいつか行きたいと思っていたことを思い出しました。
googleマップで調べると、ここからそう遠くはないようです。
さっそく、行ってみることに。

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