
早く知りたかった便利ツール「NHK漢字表記辞書2015 for ATOK」【過去記事③】
※2021年に投稿した記事です。
こんばんは、じゃいこです。
きょうは最近知った便利ツールについて紹介します。タイトルにもあるとおり、
NHK漢字表記辞書2015 for ATOKです。
使って3日ですが、ものすごく快適です。
ATOK、名前を聞いたことがある、もしくは使っているという方も多いと思います。簡単にいうと「文字入力を楽にしてくれる日本語入力システム」です。
公式サイトによると、ATOKを導入するメリットは
①メール入力がスムーズになる
②ブログの表現が豊かになる
③ビジネス文書のミスが減る
④専門用語にも困らない
などがあるそうです。
実際に使ってみて感じたことですが、メールに限らず、文書入力がかなりスムーズになりました。
そんなATOKですが基本のATOK Passportには
・広辞苑 第七版
・大辞林4.0
・ウィズダム英和辞典 第4版
・ウィズダム和英辞典 第3版
・三省堂 故事ことわざ・慣用句辞典 第二版
・敬語のお辞典
が入っています。
上記の辞書がすべて入ったプレミアムだと年間プランが年6600円、月間プランが月550円で使えます。
私はこのATOK Passportではなく、NHK漢字表記辞書2015 for ATOKを使うのが目的だったので、ATOK Passportにはまだ購入していません。ただNHK漢字表記辞書2015 for ATOKをダウンロードした特典でATOK Passportも15日お試し利用できています。お試し期間が終わってから購入を検討しようと思っています。
さて本題のNHK漢字表記辞書2015 for ATOKについて。これは「NHK 漢字表記辞典」に対応したソフトです。
なぜこのソフトが便利なのか。
それは字幕翻訳をする時に指定される表記を辞書で調べる手間が省けるからです。
案件が来た時に「NHK表記」か「朝日新聞表記」で指定されることがほとんどです。そこで表記の参考に使うのが、次の3冊でした。
漢字表記、カタカナ表記、地名・人名表記などが載っているので、自分の訳が指定された表記に合ったものになっているか確認するのに使います。ちなみに3冊ともメルカリで900円ほどで購入しました。この仕事を始めた時に「買わなくてもいい」と言われていたので、持っていなかったのですが、必要性を感じるようになったので買いました。確かに初期の段階では字幕翻訳を長く続けるか分からないうえに、漢字表記以上に気をつけるべきことが多いので、個人的にはすぐに必要なツールではない気もします。
話はそれましたが、これを毎回紙で引くのが結構時間がかかっていました…そんな時に先輩翻訳者さんから教えていただいたのが、このNHK漢字表記辞書2015 for ATOKでした。
「NHK 漢字表記辞典」の内容だけでなく最新のNHK表記ルールも反映されてるんです。変換するだけで、報道現場でよく使われる語、難解な表記や外来語の言い換え、紛らわしい地名の指摘、同音語、新常用漢字などの情報が表示されるので、ものすごく便利。そして時間がかなり節約できました!(朝日は相変わらず紙ベースですが…)
気になるお値段ですが、Amazonで4180円、ヨドバシが4170円、パソコン工房で3828円でした(2021年5月15日現在)。もちろんお安いところで買いました。
効率の良さが大事な字幕翻訳。こんなに便利なツールがあるならもっと早く知りたかったです…情報不足を実感しました…
でも後悔している時間ももったいないので使い倒してやろうと思います!そして他にも便利ツールを見つけたら、またご紹介していきますね。