【11月新刊】PHP文芸文庫&単行本8作品、一挙紹介!
みなさん、こんにちは!
こちらの投稿では、2024年11月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。
気になる本が見つかると嬉しいです。
11月11日発売!文芸文庫7作品
婚活食堂12|山口恵以子著
女将の恵がなりすまし詐欺の広告に!?
恵の占い師時代の写真を悪用した、なりすまし詐欺が発生。
娘が被害に遭った波留と、その友達のあかりが店に抗議に来るも誤解は解け、二人は客として再訪してくれた。
めぐみ食堂の常連客であるテレビディレクターの南朋は、波留がシングルマザーだと知り、ニュース番組の取材を申し込む。
一方、あかりは、政治家の義父と義兄が交通事故に遭い、夫が跡を継ぐために会社を辞めることになり……。
七草がゆ、大根餅など、縁起の良い新メニューも満載!
波瀾のグルメ&人情小説シリーズ第12弾!
『婚活食堂12』レシピ集
☆一皿目 なりすましのシラス
☆二皿目 悲劇の茶碗蒸し
☆三皿目 鱈とジャガイモの結婚式
☆四皿目 後悔の七草がゆ
☆五皿目 戦え、大根餅!
京都くれなゐ荘奇譚(五)|白川紺子著
【呪いは月夜に恋い惑う】
呪いだけ解く。
あなたは死なせない――。
〚STORY〛
呪いを解くためには、俺を殺せ――。
謎の少年・高良にそう言われた澪だが、高良と共に生き延びる道があるのではないかと模索していた。
そんな澪に、一筋の光明が見えてくる。
古代から転生を繰り返す「千年蠱」の呪いを別のものに転化することができれば、高良を死なせずにすむのではないか――。
澪の言葉に微かな希望を抱いた高良は、何かを思い立ち、彼女のもとを去っていく。
京都の一乗寺、蠱師が営む下宿屋「くれなゐ荘」が舞台。兄の漣や澪の護衛を務める波鳥ら仲間たちが見守るなか、澪は難題に果敢に挑んでいこうとするのだが……。
京都各地の風物詩、歴史、自然を絡めて、呪いの因果が綴られる、『後宮の烏』で人気の著者による呪術幻想譚シリーズ第五弾。
**紙書籍☆初回配布分限定**
「照手のイラスト付き特製しおり」入ってます♬
とりもの|西條奈加著/梶よう子著 他
同心、岡っ引きから、寺子屋の師匠まで…。
江戸の難事件はおまかせあれ。
傑作揃いの時代ミステリーアンソロジー
●「雪花菜」(梶よう子著)
諸色調掛同心である澤本神人に、隠居した父親が、小間物屋から鼈甲を高値で売られたという訴えが持ち込まれる。神人が調査を始めた早々、隠居が殺され、小間物屋が疑われるが……。
●「庚申待」(麻宮 好著)
連続して少女がかどわかされて殺される事件が発生。岡っ引きの吾一と、子分である勇吉が下手人を追うが、勇吉には“死を覚悟した者が見える”という力が現れ……。
●「寿限無」(浮穴みみ著)
数馬と奈緒の兄妹が営む手習所「吉井堂」に、新たな習い子・新吉が訪れる。数馬は新吉の亡くなった母の幽霊が、なぜか“じゅげむ”という言葉を呟いたという謎を解く。
●「だんまり」(近藤史恵著)
南町奉行所定廻り同心・玉島千蔭は、男の髷が次々に切り取られるという奇妙な事件を担当する。時を同じくして、兄の博打の借金のかたに売られそうになった娘を助けることになり……。
●「抜けずの刀」(西條奈加著)
浪人の新九郎が、人殺しの罪でお縄になった。濡れ衣だと信じる長屋の住人たちは、彼の無実を証明するため、それぞれの特技を生かして奔走し……。
神隠し|知野みさき著
【町医・栗山庵の弟子日録(二)】
次々と行方知れずになる子供たち。
拐かしか、それとも――
<あらすじ>
身寄りのない凛は、元忍で腕の良い町医者・千歳への弟子入りを決意し、先輩弟子である隻腕の男装少女・佐助とともに、学びを深めていく。
佐助は、人買いに売られた先から逃げ出すために少年の振りをしているとのことだが、凛は己も秘密を抱えていることもあり、それ以上の事情には踏み込めずにいた。
そんななか、知人の行方知れずの息子が佐助に似ていると、若い武士が栗山庵を訪ねてきて――。
元忍の医師、家族を失った女、男装の少女……わけありの3人が織り成す。
医療時代小説シリーズ第2弾!
下鴨料亭味くらべ帖3|柏井壽著
【料理の原点】
一流料理人の味を超えるものは
意外にも○○の味!?
<STORY>
亡き父から京都の老舗料亭「糺ノ森山荘」を継いだ朱堂明美は、経営再建の一手として、腕の立つ料理人・岩田と萩原による板長の座をかけた「料理対決」を発案。
試みは評判を呼び、売上も持ち直し始めた。
しかし勝負に敗れた萩原が、岩田との実力差を理由に、次の対戦を辞退。
岩田が新たに指名した相手とは!?
老舗料亭の再建に奮闘する若女将に新たな試練!?
マナガツオの柚庵焼(ゆうあんやき)、小鮎の天ぷら、ポテトサラダのカツなど絶品料理が多数登場!
おはようおかえり|近藤史恵著
正反対な姉妹を繋ぐのは
祖父母の遺した”秘密”と”和菓子”
”おはようおかえり”
それは「無事に、早く帰ってきて」という願いが込められた言葉。
北大阪にある和菓子屋「凍滝」の姉妹、小梅とつぐみ。姉の小梅は家業を継ぐため、毎日和菓子作りに励み、 自由奔放な妹・つぐみはエジプトへの留学を目指していた。
ある日、亡くなった曾祖母の魂が、何故かつぐみの身体に乗り移ってしまう。
戸惑う小梅に曾祖母は 「ある手紙を探してほしい」と頼んでくるが――。
芋あんのキンツバ、六方焼き、すずめのこなし、最中……。
和菓子の香りもふくよかに、正反対の姉妹をあたたかく描く家族小説。
炭酸水と犬|砂村かいり著
わたしの恋人に
もうひとり「彼女」ができたらしい
<STORY>
「もうひとり、彼女ができたんだ」。付き合って九年、同棲して四年。
結婚間近と思っていた恋人・和佐からそう告げられた二十九歳の由麻。
和佐は「由麻と別れたいわけではない」「ただ、もうひとり、どうしても付き合いたい人ができた」と言い出し、由麻は混乱する。
怒って別れればよいのか、一時の過ちだと思って待てばよいのか、歪な関係を受け入れたらよいのか…。
愛していた日常はどうすれば戻って来るのか。
恋の痛みが走る著者デビュー作、待望の文庫化。
※本書は2021年3月にKADOKAWAより刊行された『炭酸水と犬』を加筆・修正し、文庫化したものです。
♡紙書籍初版限定♡
本編後日談短編「緑の休日」が読める、QRコード付き
♡電子書籍限定♡
由麻の同僚・丹羽さん視点の後日談短編「旅とハンカチ」を収録
11月14日発売!文芸書籍1作品
人魚が逃げた|青山美智子著
世界は物語[フィクション]でできている。
奇蹟みたいなある週末、
私たちは「王子」と出会った…。
<STORY>
小説を愛するすべての人に、この噓を捧ぐ―——
ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。
どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。
彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。
そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。
💧12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員
💧娘と買い物中の主婦
💧絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター
💧文学賞の選考結果を待つ作家
💧高級クラブでママとして働くホステス
銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。
そして「王子」は人魚と再会できるのか。
そもそも人魚はいるのか、いないのか……。
幸福度最高値の傑作小説!
本屋大賞4年連続ノミネート!
今最注目の著者が踏み出す、新たなる一歩とは―—。
以上、11月発売の新刊8作品のご紹介でした!
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