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写真・映像の色の「質が高い」とは何なのか?
写真や映像の色に「質が高い/低い」があるのはなぜ?
という問いに答えられる人はいるのだろうか。
当たり前のようでありながらこれに真っ向から答えられる人はごく少数だと思う。
例えばCompany 3は世界有数のトップカラリストが集まっていて色の質は最高峰。
でも何を持って質が最高峰だと言える?
作品の世界観を表すことが出来ているから?
→一枚絵を見た瞬間から質が高いと思ってしまうので、作品の世界観を理解するより先に色の質が高いという情報が入って来ている気がする
色相と彩度のマッチング?
→これはもちろんある。個々の色の色相と彩度が喧嘩してないことは「質が高い」の一つの要素だと思う。
トーンの繋がりやコントラスト管理?
→これは多分にあると思う。
Densityが高い?
→流行りの言葉だけどこれもあると思う。一旦Densityさえ高めれば個々の色の色相や彩度が割と適当でも質が高く見えたりするのは経験上ある。
今までカラーの仕事もたくさんやって来たけど、基本的な「じゃあ質の高い色って何?」という答えに端的に答えることは難しい。
「自分達の作品のカラーを作る」から「人の作品のカラーに使ってもらえるツールを作る」仕事に変わった今では、この「質の高い色とは何か?」への問いに答えられることはますます重要になったと感じます。