見出し画像

【レビュー】SIGMA 30mm F1.4 DC DN Comtemporaryって東京ディズニーリゾートでどのくらい使えるの?

ソニーEマウントミラーレス一眼カメラ用レンズの東京ディズニーリゾートでのレビュー第三弾です。
このシリーズは実際に自分で東京ディズニーリゾートに持っていて撮影した写真をそのまま載せているので、参考になれば嬉しいです。

今回は「明るい単焦点」である「SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary」を使います。APS-Cセンサーカメラ向けのレンズなので、焦点距離としては45mm相当となります。
もっと性能のいい単焦点は存在しますが、中古で2万円台という安さであり、軽くて小さいので初めて単焦点を買うという方には最もお勧めできるレンズです。
今回の作例はあえて最大の特徴である開放F1.4で撮影した写真のみ掲載します。

①近接撮影(食べ物、小物)

画像1

まず特筆すべきはF1.4という非常に明るいレンズの特性を活かした大きなボケです。スマートフォン、デジタルカメラ、一眼のキットレンズなどしか使ったことない方がこれを使うと、ボケ過ぎるほどにボケるのでびっくりするでしょう。

画像2

マクロレンズのような撮影はできませんが、最短撮影距離は0.3mと割と近いのでテーブルに座った状態でも料理にピントが合います。
ただし、35mm換算で45mmという焦点距離のため、たくさんの料理を広く写真に収めたりといったことは苦手です。

画像3

ショップでたくさん並んでいるぬいぐるみも、お気に入りのひとつを主役にした非常に雰囲気のある写真が撮れます。これなんか、オフィシャルのポスターみたいですよね(自画自賛)

②広角風景撮影

画像4

35mm換算45mmという画角は厳密には広角ではなく、標準域になると思います。
これは「海底2万マイル」のキューラインですが、非常に暗い場所ながら解像感を失わずに綺麗に撮れています。空いていて立ち止まってゆっくり撮影可能であれば、絞って撮影したほうがより良いと思います。

画像5

夜景もF1.4であれば白飛びなどの心配もなく、鮮明に撮影ができます。
暗いレンズでISO上げて無理やり撮影すると「明るいけどザラザラ…」なんて写真になりがちですが、そういうのとは無縁ですね。

画像6

「キャラバンカルーセル」に乗りながら中心部分の装飾を撮影。
やはり照明で飛ばない&模様も鮮やかに描写していて最高です。しかも後ろの方はしっかりとボケています。

画像7

「トゥーンタウン」にあるこれ、映えスポットとして非常に有名ですね。
こうやって撮ると、映えの存在であるということがよく分かります。キットレンズでも望遠で遥か遠くから撮れば近いものになるかもしれませんが、これは目の前に立って撮影しているんです。撮影の難易度が低いのも高評価のポイントですね。

③暗所性能(アトラクションでの使用)

画像8

さて、ここからは真っ暗なアトラクションで使うとどのくらい撮れるのか?シリーズです。
「カリブの海賊」の入り口にある看板です。こんな写真撮る人自体稀かもしれないですが。

画像9

当然ですが船に乗っているので、動きます。揺れます。
特にここは被写体も遠く下が砂地で白っぽいので撮影難易度がかなり高いです。

画像10

ジャック・スパロウが追加されたこのシーンも、非常に暗い場所ですがばっちり撮影できます。

画像11

このシーンはカラフルな衣装を纏ったキャラクターが多いので、ちゃんと撮れたらとても良い写真になるのにな…とずっと思っていましたが、このレンズならば撮れます。

画像12

実はデジタルなカメラは仕組み上、赤色が苦手なんです。
暗所での赤色なんて苦行でしかない状況なのですが、なんとこの写真は絞り優先オートで、オートフォーカスを使って撮影した写真です。
お手持ちの普通のレンズで撮ってみてください。絶対ブレて使い物にならないので。

画像13

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも使われた有名なこのシーンですが、実はアトラクション内では割と撮影しやすいシーンです。他と比べると結構明るいんですよ、ここ。

画像14

続いて「ホーンテッド・マンション」にやってきました。
こちらはライドの移動速度は「カリブの海賊」よりもゆっくりではありますが、小刻みに震えているのに加えて更に暗いので撮影難易度は最も高いといってよいでしょう。
ちょっとディテールが怪しいですが、十分撮れていると思いませんか?

画像15

天井に複数あるシャンデリアはいずれも蜘蛛の巣だらけになっています。
実際こういうところまでちゃんと見る機会って少ないと思いますが、カメラを向けてちゃんと撮影しようとすると、とても難しいです。

画像16

花嫁さん、怖すぎます。
でもこのくらい撮れます。

画像17

最後の3人組も、この通り撮れます。
背景が石造りの壁だったんたね、とか後でゆっくり見返せることでの発見もあります。

④まとめ

画像18

いかがだったでしょうか。
「明るい単焦点」はショーやパレードの撮影には向いていませんが、東京ディズニーリゾートとの相性は非常に良いです。キットレンズや、気軽さ重視の高倍率ズームでは絶対に撮れないようなシーンでも、1本持っておくと写真の幅が一気に広がります。
是非手に取ってみてください!

Yuz.

いいなと思ったら応援しよう!