【レビュー】dripの「FLOORPACK」はDオタの最適バックパックになるか
dripから発売されている2階建てバックパック「FLOORPACK」を購入したので、ディズニーに行く時に使うバッグとして使えるかどうかをレビューします。
FLOORPACKとは
FLOORPACKは前述の通り2階建てになっていることが一番の特徴となっているバックパックです。すぐ完売してしまいなかなか入手することが難しいのですが、今回再販のタイミングで運良く購入することができました。
「FLOORPACK」についてはネット上に数多くのレビュー記事が存在しますし、作成者自身のYouTubeで詳細に説明がありますのでそちらをご覧ください。
基本的には、PCと多くのガジェットをミニマルでスタイリッシュな見た目で持ち歩くためのバックパックになります。
購入して思ったこと
届いてまず思ったことは「小さい」でした。所有しているGaston Lugaの「Splash 13」と同じ容量13Lなのでほぼ同じサイズ。
自分はディズニーに行く時にフルサイズのミラーレスと複数の交換レンズ、待ち時間向けのアイテムと荷物が多いので、正直「これで入るかな・・・」と不安になったのでした。
でも見ていると「Splash 13」よりも奥行きがあり、ポケット類も豊富なのでうまく使えば思ったより入るかも?と考えを改めました。
次に「思った以上に丈夫」ということ。
ナイロン製とあったのでカメラ類を入れたら破けたりするのではないかと気になっていたのですが、この「バリスティックナイロン」という素材が予想以上に丈夫で、簡単に破けたりはしなそうと安心しました。このあたりはPCなどを入れる前提で作られているので、よかったです。
1階部分に詰めてみる
2階建ての1階部分にはレンズを詰めてみました。
左から
・Tamron 70-300mm F4.5-6.3 Di Ⅲ RXD
・Tamron 28-200mm F2.8-5.6 Di Ⅲ RXD
・Sigma MC-11 + Sigma 30mm F1.4 DC HSM
です。望遠レンズが縦に入るというのは嬉しい誤算でした。Tamronのズームレンズシリーズは性能と比べて質量が軽いレンズが多いのもありますが、3本入れても小さな折り畳み傘を入れるくらいの余裕はありますね。
強烈な日差しや大雨の場合も多いパークでは、晴雨兼用の折りたたみ傘は必須アイテムになります。入っているだけで安心感が全然違いますよ。
レンズを取り出す場合も1階部分のジップを開ければすぐ取り出すことができます。
1階建ての一般的なバックパックの場合、レンズが下に入っていて上にはポーチなどが乗っており、取り出すのに苦労する+中がゴチャゴチャになるということが多いのですが、その心配がないというのが非常にメリットです。
2階部分に詰めてみる
2階部分にはメッシュの収納が2ヶ所とペンホルダーがついています。
ディズニーに行く際にペンは現在使わない(サイン書いてもらえないので)ので、悲しいですがペンホルダーは使いません。
メッシュポケットはかなり伸縮性があり、無印良品のブック型ポーチや、Tamron 28-200mm F2.8-5.6 Di RXDなどの大型レンズも収納可能です。
ポーチにはモバイルバッテリーなどのガジェット類や、日焼け止めや消毒用スプレーといった衛生用品などを入れるので、取り出したいと思った時にレンズ達と階が分かれているのはやはり重要ですね。
α7Ⅲにコンパクトな標準ズームレンズ「SEL2860」をつけたものであれば、「Splash 13」では不可能であったこの向きでの収納が可能です。
ちょっと出かける時にカメラ持って行こう、という時にはこれで十分ですね。
望遠レンズをつけた状態でも横向きにすれば2階に収納できます。
いちいち外してしまう必要も、他の荷物と一緒にゴチャゴチャにならないよう気を使ってしまう必要もありません。
ショーやパレードが終了後、速やかに席を立って移動しなければならないパーク内では、「とりあえずバッグに入れておける」が「安心してできる」ということは非常にメリットになります。このバックパックの他と違う一番のポイントになると思います。
天面部分にも収納がありますが、結構たくさん量が入ります。
サイズ感を分かりやすくいうと、カプセルトイが3つ+ワイヤレスイヤホンが入るくらいです。1回のインではガチャ3回まで!ということですね。
PC収納部分に詰めてみる
2階建てと別のところに設けられているPC収納のためのスリープには、折りたたみ椅子の「PATATTO」やレジャーシートが収納できます。
結論:すべてのDオタに最適
いかがだったでしょうか。
今までパークに行く時に数多くのバックパックを使ってきましたが、「ここがこうなっていたらな」と思っていた部分がすべて解消されています。
価格は正直万人向けというものではありませんが、買った時には絶対に満足できるバックパックになっていると思います。
シンプル派でない方も、平坦で黒一色、しかも表面に収納が無い全面キャンパス状態ですので、お気に入りのぬいばやピンバッジでデコレーションすれば立派な「ヲタバ」になれると思いますよ。
ひとつだけ難点を言えば、やはり容量は13Lしかありませんので、例えば冬場にブランケットを持っていくといった場合には追加のバッグが必要になります。あくまで身軽に行きたい人向けですね。
drip製品は今回の「FLOORPACK」と同時に「Flextop」も購入したので、次回はそちらのレビューも書こうと思います。
Yuz.