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父が「こんな可愛い子を俺は幸せにできてるのかな」と泣いた話



家族みんな、リビングで
思い出話をしてる際に
父が、ふと、してくれた話。


結婚前に、
父が、母の実家に尋ねた時。


祖父が撮った
母の赤ちゃんの頃の写真を
見せてもらったそうです。

その時、父は…

「こんな可愛い子を
 俺は幸せにできているのかな…」


思わず
つぶやきながら、泣いた話を
教えてくれました。


父のかすかに高くなった声で、
涙が出ないよう
少し早口になりながら
愛おしそうに話す父の姿や話を聞いて。


鼻の奥がツーンっと、
目頭が熱くなりました。


父の母への

「愛おしいかわいい妻を
 幸せにしてあげたい」

という優しさや愛に触れて。


母への深く強い愛に
心がじんわりと熱く温かくなり、

父のことが大好きだとおもいました。


そして、
私もその写真が見たい!と。

せがんで、見せてもらいました。


すると、
私も、ポロポロと涙が溢れてきて。


写真を通して
祖父の母への愛、愛の眼差しが
見えたからでした。



(今も泣きながら書いていますが…)

祖父が撮影した母の写真 1



写真を撮った私の母方の祖父は、

母が結婚する前には、
亡くなっていて。


私の父でさえ
祖父には、会ったことがないので。


もちろん、私は、
一度も祖父に会うこともなく、
声も知りません。


どんなひとだったかは、
親戚や母から聞いていて
知っていましたが。



写真を見ると、

どれだけ母を愛していたのかが

心に
ただひたすらにまっすぐ伝わってきて
涙がとまりませんでした。


母のことが

もうだいすきで、だいすきで
かわいくて、
たまらなかったんだなぁって。

祖父が撮影した母の写真 2



一度も会えなかった祖父の

母への愛を
肌で感じるように

強く、優しく、
心に伝わってきた瞬間でした。



祖父が
言葉でどんな人だったか聞くのも好きで、
たくさん母からは聞いていましたが。


写真を通してじゃないと
祖父の眼差し、愛は、
ここまで伝わらなかったなぁと。



本当に、

祖父の眼差し(写真)から、

まるでそばで、祖父の声で

母を愛していることを
直接聞けた気がして、

本当に本当に
心から嬉しかったのです。



写真は、数十年以上前の写真。

(具体的な年数を言うと
 母の年齢がバレちゃう笑)



祖父の母への愛のタイムカプセルを
写真として残してくれたことで…

祖父の母への愛に
まるで手で触れられたような
人生で忘れられない瞬間となりました。



母を心から愛する
祖父にしか撮れない写真。



キレイに撮る、構図や
世界観とかを超えるもので、

(技術の部分も、もちろん大事だけど)



何を撮るか、どう撮るかよりも、

誰が撮るか…

撮るひとの視点、眼差しが
写真には、写るもの。




大好き

かわいい
かわいい

愛してるよ

って、
祖父の声が
写真から聞こえてくる。



赤ちゃんの瞬間だけではなくて、

「今」というのは、
この瞬間しかない。


(言葉にすると当たり前なのだけど)



写真は、その一瞬という
「今」をかたちとして残せるもの。



祖父の母への「愛の眼差し」と、

母も、祖父にだから見せている
表情や眼差しがあって。


2人にながれる愛が、いのちが

先の先まで、かよい、写ってる。


写真を通してだから

私は、その場にはいなかったけれど
こうやって時を超えて

今、私が
大切なその瞬間、想い、愛を
見られること、感じられたこと。

頬を優しく伝う涙と心が輝きました。


改めて、
写真が大好きだなぁって。

私が写真が好きな
最も中心の理由、想いです。



私も、祖父のように…

命の輝きにたいする美しさへの
喜びや愛の眼差しを写真を通して

心をこめてお届けしたい

そして、より多くの方と
分かち合いたいと
改めて、強く想った日でした。


最後までブログを読んでくださり、
ありがとうございます♡

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