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実家に久しぶりに帰った。 実家の私の部屋は、私が出ていった日から、時間がほとんど止まっているようで それ故、鮮明に脳内で再生される記憶が 戯れに、私をそっと抱きしめて 絞め殺そうとしてくる。 嗚呼、早く帰ろう、私の今の居場所。 きみのところへ。
夢に起こされた。現実はいつも夢に気付かされる。 忘れるにはまだ時間が必要だ。 春はまだ遠くのままで 眠っている
時の雨。 時間が経つということは、時には、雨の日もあるということ。 『雨は過去を洗い流すでしょう。』 確かにそうだ。 時間が経つにつれ、失ったとわのモノ達の記憶は、奇麗になっていく。 誰にでもあるように、私にも悲しい過去がある。 でも、言い方は悪いけれど、そのおかげで出会えた人達がたくさんいる。 そして、そのおかげで大切な人も。 悲しくて辛かった過去は、時の雨が癒してくれて、今は、私の中の大切なモノになっている。 時が経ち、どのくらい雨が降ったかはわからない。 き
いつの間にか、僕は、きみ達と同い年になっていた。 残された僕の時間は残酷なほどに普段通り刻まれていく。 嗚呼、君らに会いたいな。。、
君はタバコの煙みたいに消えていった。 儚く。綺麗に。香りだけを残して。 私はなんでか君らしいなって納得してしまったんだ。息をするように。自然と。
きみ達と初めてあった場所。 僕らが初めて会った時のこと。 今でも鮮明に覚えてる。 僕はきみ達2人が好きだった。 3人でいるのが好きだった。きみ達が馬鹿やってるのを見て僕がツッコむ。いつものやつさ。 多分あの時はこんな毎日がずっと続くと思ってた。 でも、君が消えた。 数日後、君も消えた。 あの日のことはあまり覚えていない。 時を経て、やっと冷静に考えて感じられるようになってきた。 だから、ここに少しづつ、記憶を綴っていこうと思う。 僕らの過ごした日々のことを。