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月と惑星の撮影

 月は望遠レンズでも撮れるが、惑星は天体望遠鏡にカメラを装着して撮る。土星を撮るために天体望遠鏡を出したので、ついでに月も撮ってみた。月の全体像は通常のデジタル一眼カメラで撮る。月のアップと土星はコンピューターに接続するCMOSカメラを使って動画を撮影してから、コンピューターでコンポジット処理をして静止画像を作成する。天体望遠鏡は旧ソ連 Intes Micro 製の口径15cmマクストフカセグレンである。

土星 Intes Micro 15cm Maksutov FL1500mm + Nikon TC-301, SV105 CMOS

 焦点距離1500ミリの天体望遠鏡でも直焦点では倍率が足りないので、2倍のテレコンバーターを足して合成焦点距離3000ミリで撮影。眼視用アイピースで拡大撮影すればもっと倍率は上がるが、手持ちのCMOSでは感度が足りなくて露出不足になるので、この辺が限界である。


月面の拡大 Intes Micro 15cm Maksutov FL1500mm, SV105 CMOS

 こちらは直焦点にCMOSカメラで拡大した月面。辺縁部の斜めに太陽光が当たっている場所を狙うと地形が立体的に写る。


月齢18日 Intes Micro 15cm Maksutov FL1500mm, Sony α7

月の全景にはセンサー面積の広い35mmフルサイズのデジタル一眼を使う。16コマの画像をコンポジット処理で合成して鮮鋭度を上げている。

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