貧しい美意識
ミリ単位にこだわって、
外見を整えていく。
整えて撮影して、
さらにレタッチでミリ単位の修正を加えていく。
どこまでも終わりのない作業。
それで得られる感動や喜びは
とても大きいものだけれど
日常に戻れば
魔法の解けた自分と向き合う日々がやってくる。
数年前のわたしの仕事は
とても孤独で
常に細い線の上を歩くような緊張感があり
一つ達成するたびに得られるのは
満足感と、ぽっかり空いた心の穴。
満足「感」と、ぽっかり空いた心の穴。
こう考えると、
ぽっかり空いた心の穴が、リアルでしょうね。
ほんとうの満足なんて
得られないんですよ。
もっともっとと
整形にハマる人のように
どんどん自分が壊れていく。
そういう道を突き進んでいました。
そういう意味で
とても視野の狭い
貧しい美意識を
ずっと育てていたんだと、今は思います。
だからと言って
それが悪いだなんて全く思ってない。
あの経験のおかげで
わたしの美意識は大きく成長したのも事実。
だけど、孤独で不安だった。
振り返ると、終わると思ってた。
前にしか道がないと思ってた。
常に磨いていないと
もっともっと美しくしないと
見たくないものを消して、隠して、
そうしないといけない。
そんなふうに思っていた。
美しい=価値がある
美しくない=価値がない、劣っている
そういうふうに考えてたですんよね。
そういうふうにしか、考えられなかった。
貧しい美意識ですよね。
盲目的でした。
今は、毎日ワクワクしています。
どんな新しい「美しさ」に出会えるのか。
わたしが写真という、
世界を可視化するためのツールを選んだ理由は
「見えないもの」「可視化できないもの」を
見るためだったんだな、と
今は思います。
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