スタジオの引越しの件について
現在、京都にスタジオを構えています。
ここに移転してから7年になります。
住居兼のスタジオで、
このスタジオに来てから
猫が増え(むーちゃん)
子どもが増え
人との出会いもたくさん増えた
繁栄する場所、です。
引越族のわたしにしては
ほんとうに長く住みました。
このスタジオは、京都に引っ越してきた10年前から知っていました。
最初に知ったのは、アーティフィシャルフラワーやドライフラワーなどでウェディング系のアクセサリーを自分で作れるお店でした。
そこがとっても素敵な内装で、フラッと入っただけでしたが、好きな空間すぎて印象的に残ってました。
そこが、もう一つ前のスタジオにいた時に、賃貸物件として紹介されているのを知って、「とにかく見てみたい」と見に行ったのが始まりです。
内見に行った時は、アクセサリー工房になっていて、実際の借主さんからも色々と話を聞くことができました。
その方も住居兼で借りていることや、なんと猫もOKで、もっと借りていたかったけど、仕事が順調に忙しくなりすぎて、東京に引っ越すことになったので出て行かれるとお話しされていました。
繁栄する物件。です。2回目です。
そういうストーリーが大好きなわたしは、
夫を説得し、以前のスタジオは京都駅からのアクセスが不便だったのもあり、引っ越すことが決まりました。
内装は引き継ぎました。
3、4回入れ替わるたびに、皆さんが内装を変えたりして、それをそのまま次の人が引き継いで借りていたそうです。
私たちも内装はほぼいじらず、コロナの時に壁全部を真っ白に塗り直したくらいです。
向かいは素敵な結婚式場で、その奥には山があります。
地下鉄まで徒歩3分。
周辺は結婚式場が多く道も花が植えられていたりしてキレイで、ザ観光地ではないので観光客はいない。
一つ隣の駅には外食ができるお店がいっぱいあり、パン屋も豊富。
ちょっと歩けば植物園。鴨川もある。
大家さんはとってもいい人で、息子にお土産をくれたりと、ほんと良くしてくださいました。
なので、正直とっても悲しくて
ここから出ていくことをなかなか受け入れられず(今も胸が痛い)、こうしてきちんと言葉にするのにとても時間がかかりました。
コロナもここで乗り越え、
子どもまで生まれて、
思い出がたくさんあるこの場所。
息子はどんどん大きくなり、機材や仕事道具にも興味津々。
ワンフロアうちだけなので、とても広いのですが、住居スペースはギュウギュウ。スタジオと家を別にしたいなぁと、ずっと思ってました。
今回、このスタジオを閉めるにあたり、
他のスタジオ物件も探してはいるのですが、なかなかいいところが見つからず、とりあえず住居物件を集中して探しています。
スタジオを持たない、という生活が、8年ぶりです。
自分の場所があると、それはそれで甘えてしまいます。
子育てが、との言い訳で
思うように活用できてなかったのも事実。
もっともっと大事にできたはずなのに
全然できてなかったなーと振り返って思います。
今までにも、何度か出る出ない、を考えてきましたが、
今回はほんとに決まったので。
10月末でお引越です。
大好きだったな、このスタジオ。
大家さんが素敵すぎて、寂しい。
この恵まれた環境を手放すもの、寂しい。
自分たちの場所を手放すって、こんなに勇気がいるんだと。
こんなに心が揺れるんだなと。
見方を変えれば、執着してるってことですもんね。
一度手放して、何が見えるのか。
楽しみでもある。
このスタジオは10月末で終わりますが
写真の仕事は変わらず、二人とももっと精力的に活動していく予定なので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
もっともっと
書きたいことがあったはずなのに
まだ心のざわつきが止まりません。
それもまた、思い出ですね。
では皆さま
台風お気をつけて。
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