見出し画像

存在しない原作を幻視する。ぱちんこで。

原作コンテンツ付きぱちんこは、素材となるアニメ作品を1シーン単位にカットし、その中で微細な違いを作ることでぱちんこ上の意味(小役、チャンス、発展、激アツ、等)を与えられる。作品を継ぎ接ぎとしながらも、長時間プレイすることで、様々なステージ移行やボーナス中映像などによって、段々と作品の概要がわかるようになる仕組みになっていることが多い。遊技台によっては、アニメ映像自体やアニメ各話のストーリーを見ながら、ボーナスを消化することもできる。アニメ作品全体を眺めた時、遊技台に採用されているのは一部分であり、うちプレイしている中で見ることができるものは更にその中の一部分である。プレミア演出と呼ばれる、当たりの中でも一部でしか見れない映像があったり、特定の条件を満たすことで流れるエンディングのようにボーナス状態が続いてようやく見れるものすらある。原作を知っているプレイヤーはなんとなく作品全体を思い出しながら遊技することができるし、知らないプレイヤーも出目や出玉だけを見るのではなく筐体の映像を見ていれば、どういう物語があったのか概形だけでも掴むことができる。

2024/11/23に有料マガジンにて上記のようなアニメコンテンツとぱちんこの関係性について概略を述べた記事を掲載した。※冒頭にある通り、ぱちんこカルチャー入門編として投稿した記事の一部である。

その前日からTwitterで『ぱちんこゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクトG』のストーリー映像が5,000以上RTされていた。

ここから先は

3,014字
元々1本の有料記事とする予定でしたが、論点が広がり過ぎてわかりにくいと書いていても感じたので、1本にまとめた記事のほか、各章を単体で読めるようにリライトしたものとを掲載します。今後の追があれば、有料内に追加します。実践記録はあんまり載せたくないですね。

ぱちんこ文化について、いくつかの視点から評論的に述べたテキスト集。攻略情報や実践情報などは特にないです。

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?