【分割５】おわりに（追記無し）

有料マガジン掲載記事の分割版です。

入門編と称して、元々考えていたいくつもの視点から飛び飛びながら書くこととなってしまった。それぞれの議論が十分な結びを与えられていないことも承知の上だが、ぱちんこと一口に言っても多様な面があることの理解の一助になるだろう。何かを指してネガティブにぱちんこ的であると指摘することは容易い。参加するのに金額を払い続けねばならないこと、一番くじやガチャなど廉価に見えながら確率によって入手が難しくなること、光や音といった金銭的な報酬以外で快楽を植え付け依存させる仕組みなど、悪いものが集積している文化として、ぱちんこが仮想敵と見做されやすい。コロナ禍に飲食店やいわゆる夜の店に向けられた反健康であるという視線と同質な目が、東日本大震災後の節電要請下における石原都知事（当時）による発言にも見え隠れしている。※節電要請に従わない遊技店があったことは事実である※

東日本大震災の原発事故に伴う電力不足について「自販機とパチンコなんてやめてしまえ」と発言。それに多くの人が賛同し、パチンコ屋が大きなバッシングを受けることとなった

パチンコ滅亡論より引用。
https://www.j-cast.com/2011/04/11092759.html?p=all