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お昼寝していて、夢を見た。
亡くなった人が出てくる、不思議な夢。

当然の如く、脈絡は無いのだけど、懐かしい人達に囲まれて、楽しくて切ない夢だった。
もう会うことのない人。
もう会うことのかなわない人。
会う努力をすれば会えるかもしれない人。
おそらく私を忘れて居るだろう人。
そして私は夢の中で今では絶対履けないハイヒールを履いていた。

ぼんやり考えるに今私は淋しいんだろう。
仕事も失い、うつは重く、諸条件あって追い詰められている。
泣くことも出来ず、感情が摩滅して、笑うこともぎこちない。
救いのない日々をおくっている。
訪れが遅い秋を待ちわびて、空を眺める。

夢の残滓の中に揺蕩いながら、再び見ることのない夢を弄っている。

余りに不毛で、苦く甘美な時間をただ受け止めて、ぼんやりとした夢に戻りたい。

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