写真の話②『写真を撮るとは何か』
やほまる☻ あっきーです。
何のために写真を撮るのだろうか。
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綺麗な景色を残しておきたい。
旅行で「そこに居たんだ」という記録が欲しい。
上手くできた料理を友達に見せよう。
もう一度この時の気持ちを体験したい。
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僕にとって写真は、
記憶であり、記録であり、歴史であり、経験である。
時間を経てふと見返したときに、
写真を撮ったその瞬間を思い出すのである。
そういうものなのである。
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しかし、写真を撮らない時がある。
例えば花火。
あれは一瞬も見逃してはいけないものだと思う。
肉眼で楽しむ。音を楽しむ。花火が開く際に鳴る「ドンッ‼︎」と大きな音が、心臓に響く。それを楽しむ。
写真は確かに良いものであるが、刹那の楽しみを逃しては意味がない。
人生を歩き、そこで出会う様々な経験を
掴み取り吸収するのは僕たち自身であるべきで、
写真を撮る行為がそれを邪魔してはならない。
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だから僕は、写真を撮るときにはそれ自体を目的とした意識で臨むのである。
しかし、いくら写真を撮るつもりで臨んでも、僕自身が得るはずだったその場の感動を奪うことに変わりはない。
だからこそ、そうまでして撮った写真をスマホやカメラに埋もれさせたままにしておくのは勿体無い。
現像をして、プリントをする。
部屋に飾る写真は、自分だけの世界一の絵画になる。
自分の経験が詰まった、たった一つの絵になるのだ。
飾った写真を見て、初めて納得するのだ。
写真って良いものだな。と。
そう思うのである。