横浜建築散歩②
横浜の開港(1859年)から約160年が経っています。
まちの歴史としては短いですが、横浜が開港してからのこの約160年は日本の近代史そのもので、その証拠は横浜の町に刻み込まれています。これが横浜の魅力とも言えるでしょう。
特に、山手、関内の地は近代史の舞台であり続けた場所であるので、ここで何があったのかを当時に思いをはせながら歩くと面白いはずです。
さんぽテーマは、「歴史の舞台となった近代建築の鑑賞」です。
レッツゴー!
今回参考にさせていただいた本は、以下です。
他にもたくさん色んなコースが載っていて面白いです。
足が疲れるので、休み休み歩きましょうね。
前回の続きから。
11 外国人墓地
日米和親条約が調印された1854年のペリー2度目の来日時に、軍艦のマストから落下死した水平ウィリアムズの埋葬に始まる。
12 横浜地方気象台
外国人墓地に沿って山手本通りをそれるとあります。
昭和2年の設計で昭和初期モダニズムにあふれている。また、2007年増築の第2庁舎は対象的に現代建築だがこれが旧庁舎と意外に折り合いがよく、こちらの設計者は安藤忠雄とある。
作者は、有名な関内の3塔(キング・クイーン・ジャック)に対して、山手の3塔を考えており、それは、「クライスト・チャーチ」(キング)、「カトリック山手教会」(クイーン)、「横浜雙葉学園」(ジャック)としてきたが、今回は改めて、この「横浜地方気象台」の塔を選んだ、と述べている。
13 港の見える丘公園
14 フランス橋
15 旧イギリス7番館
16 旧横浜居留地48番地
山下町は、初期からの居留地であるが、その名残はわずかとなっており、「旧イギリス7番館」「旧横浜居留地48番地」だけとなった。
17 旧露亜銀行横浜支店
関東大震災に耐えたいかにも頑丈な銀行建築に見える。
18 旧英国総領事館(横浜開港資料館旧館)
1854年の日米和親条約調印の地といわれる。
日本大通りを行くと興味深い建物が続く。
19 旧三井物産横浜支店倉庫(KN日本大通ビル)
日本最初の全鉄筋コンクリート建築で現代建築の魁的作品と言われている。現在の正面玄関は関東大震災の増築部分とあるので、本来の玄関は狭い通りに面した方だろう。
横浜建築散歩③へ続きます。