
使いながら成長したいなら、汎用型プラットフォーム|DXしない人や組織に起こる3つの怖い話⑤
怖い話シリーズ、5回目です。
ビジネスモデルのDXができないと企業が存続できない(売上Down)
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転職しようとしても、「#DX」タグ(強み)がない個人は採用されない
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やっとの思いで職を得ても、GIGAスクール構想教育を受けた
DXスキルのある新入社員に仕事を奪われる
という悪循環を断ち切る方法として、
業務で実践しながら成長する
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従業員の成長=企業の成長
↓
ビジネスモデルのDXができる人材がいるので、市場競争力がUP
という好循環を生み出す方法をご紹介します。
この記事を読んでほしい人
全社会人
業務効率化の手段には、目的限定型グループウェアと汎用型プラットフォームがある
皆様の組織は、グループウェアを使っていますか?
それは、どんなグループウェアですか?

目的限定型グループウェアの例:
稟議書システム、評価システム、顧客管理システム、社内掲示板システムなど、目的に即したツールの集合体になっているグループウェア
汎用型プラットフォームの例:Microsoft 365、Google Workspace
ノーコードのフォーム、ワークフロー、業務アプリ開発などの環境があり、クラウドストレージやチャット、WEB会議、スケジュール管理などが一体となったプラットフォーム
そのグループウェアで、バックオフィス業務の効率化は叶いましたか?
叶いましたよね。
では、あなた自身の(デジタルツールを使った)課題解決能力は、向上したと思いますか?
日本のおもてなし精神が、ユーザーの成長を抑制?
前回も書いたように、課題解決のみが目的であれば、目的限定型のグループウェアで問題ありません。
むしろ、ユーザーのニーズをバッチリ組み込んだ、使いやすい環境が用意されており、エラーもほとんど起きないでしょう。
ですが、ユーザーの成長を促すには弱い…と筆者は考えます。
(仮に目的限定型グループウェアを使うことでユーザーが成長してきたなら、デジタルに強い人材がそこここの企業に存在するはずだから)
簡単、わかりやすい、誰でも使える
三拍子そろった日本のものづくりは、素晴らしいです。

でもひょっとして、そのおもてなし精神は、ユーザーの成長を抑制してきたのかもしれません。
(あと、おもてなし→機能過多による複雑化というのは往々にしておきます。シンプルイズベストとは逆の考え方ですね…。)
※汎用型プラットフォームを導入する動きは国内でも高まっていますので、筆者の意見というよりは大きな流れかと思います。
【人材DX⇔バックオフィス業務のDX】をした筆者の実体験
おもてなし精神の目的限定型に対して、海外の大手IT企業が開発した汎用型プラットフォーム(Microsoft 365やGoogle Workspace)は、なんというか…ざっくりです。
(もちろん、細部への気配りを感じるサービスもあります。ただそれはユーザーの成長を妨げる要因にはならない類のものです。)
だからこそ、ユーザーの思考はこうなります。
私がやりたいことを叶えるには、どのサービスを使えばいいんだ?
フォーム?RPA?やっぱりアプリを作らないとダメ??
今の自分の技術ではRPAやアプリ開発は難しいから、
フォームの機能を駆使して、できる範囲でやってみよう。

(▲筆者の実体験です。)
※プラットフォーム内に、課題解決に適したサービスが存在しない場合は、サードパーティーのサービスを使うのもアリだと考えます。
例:Glide(アプリ開発)、Notion(データ管理)、ChatGPT(生成AI)など
(個人アカウントでサインアップしたものを業務に使わないよう注意)
フォームを使って何とかできないか…ということで、フォームを勉強しまくる。
勉強したら、即実践する。そしてまた、勉強する。
いつしかフォームは当たり前に使えるようになり、一段上のことができるようになりたくて、RPAを勉強する…。
今では、
長田さん、以前は「RPAなんて怖い、業務アプリなんて作れない」
って言ってましたよね~(笑)
なんて、チームメンバーにからかわれるようにまでなりました。
とはいえ、これはあくまで長田個人の事例。
1つのサンプルにすぎません。
次回は、担当者自身のツール・アプリ開発にどう取り組めばよいのか
について解説します。
※感想や、扱ってほしいテーマなど、コメントいただけると嬉しいです!