AI受託開発企業からAI SaaS企業へと変革を遂げ、素晴らしい3Q決算を出した老舗AI企業PKSHA。PKSHAの事業変革、成長ドライバー、課題ととるべき戦略、現在の市場からの評価、について解説。
国内のAI企業といえばPKSHA Tecnologyを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?他にはAI Inside、ニューラルネットワークなどのAI企業が上場していますが、一時はAI企業といいながらただのAI受託企業じゃないかと揶揄されることもあったり、株式市場ではあまり評価されてこなかった印象です。
海外の事例を見ても、AI企業の代表格であるC3.aiは大きく赤字を垂れ流し、上場来の株価は上場来-81%と目も当てられない様な株価となっています。
そんな中、PKSHAが前回の2Q決算、今回の3Q決算と非常に良い決算を出しました。この決算が見せてくれたのは、PKSHAがAI受託会社からAI SaaS企業に生まれ変わった姿であり、P&Lも売上YoY+39%、営業利益YoY+186%、営業利益率14%と文句なしの数字を見せてくれました。
元々公表していた今期の営業利益の予想に対する進捗率は121%と3Qの時点で大幅に超過しており、素晴らしい決算だったと思います。
今日はそんなAIの老舗PKSHAがどんな変遷をだどって今の事業モデルに行き着いたのか。そして現在の主力事業であるAI SaaS事業は一体どんな事業で今後どれほど伸びる可能性があるのか。この辺りを解説していきます。
最後に、PKSHAの事業価値をベースにKPIや現在の時価総額などを見て、現在での市場での評価、株価などについて解説したいと思います。
AI企業の風雲児PKSHA
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?