売上成長率35%、営業利益率-41%となかなかぶっ飛んだ3Q決算を出してきたマネーフォワード。マネーフォワードは何をしようとして、なぜ赤字なのか。黒字化するのか。freeeと何が違うのか。freeeや欧米の先行企業と比較しながら、マネーフォワードの現在と将来の成長性について解説。
マネーフォワードが3Q決算を発表しました。
3Q累計で売上成長率が35%と成長しているものの、営業利益が-63億円、営業利益率-41%となかなか大きな赤字を出しています。
同時に通期予想も出しており、3Q累計と同様に売上成長はYoY+36%と成長しているものの、営業利益率-40%となかなか大きな赤字幅の赤字を出しています。
過去のマネーフォワードのP&L推移を見ても、今期がかなり大きな赤字を出していることがわかります。
実はfreeeも同じ様な状況となっており、マネーフォワードと同じく、今期は非常に大きな赤字を出しています。
マネーフォワード、freee共に大赤字の決算で、黒字化の気配が全然してきません。
マネーフォワード、freee共にどこに向かっていて、どうやって利益が出る様な企業になろうとしているのか解説していきたいと思います。
また、欧米マーケットにはマネーフォワード、freeeの何倍もの規模のクラウド会計ソフト企業IntuitとXeroが存在しています。世界のクラウド会計ソフトの先駆者である2社が今どういう売上および利益体質なのか見てみたいと思います。
そしてこの2社の過去の数値を見て、この2社が今のマネーフォワードやfreeeのサイズの時にどういう状態だったのかを比較してみることで、マネーフォワードとfreeeの将来を考えてみたいと思います。
その中で、Intuit、Xeroとマネーフォワードとfreeeの間にある決定的な違いについても解説したいと思います。
マネーフォワードは何をやっている会社なのか
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