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≪お話≫ バランスの法則を守って幸せになるために、何をしたら良いでしょう?

今日は、前回(幸せを招く心のお掃除①)の続きを書くつもりでしたが、その前にフェニックスジャーナル 第27巻から、先に知っておいた方が良さそうなことを抜き出してみますね。以下は、birdの意訳です(かなりリライトされていますので、原文を確認したい方はこちらをご覧くださいね)。

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幸せになるために、一人一人がすべきことと、しなくて良いことを知っておく

ここで、どうやってバランスの法則を守って平和で調和した世界を維持したらよいか考えてみたいと思います。一人一人は、どんなことをしたら良いのでしょうか?
 
人間は、自分で考えて自分で決める、という「自由意思」を神様から与えられています。ですから、人間の場合、動物たちのように「本能的」にバランスを取るのではなくて、一人一人が「バランスを取ろう」と決めて、選択的にバランスの方向を選び取っていかなければなりません。

地球は本来、生命の神秘に満ちあふれた素晴らしく美しい場所です。神様は、その素晴らしくてバラエティに富んだ創造物を守って、バランスの取れた世界を維持するために、人間を管理者に置いたのです。この場所で、神様とバランスの法則について良く学んで、宇宙のルールを守って暮らし、心を磨いて神様に少しでも近づけるようにするのが、本来人間がやるべきことなのです。

本来完璧なバランスの上に成り立っている地球であれば、「改善」する必要もありません。バランスを取って互いに尊重し合って暮らすなら、他者を支配したり排除したり破壊したりすることは無いはずです。しかし、残念ながら人間たちは、石や植物や動物たちのような他の創造物たちを尊重してみんなでバランスを取ることを考えず、地球環境を次々と「近代化」して「改善」しようとしてきました。そうすることで、人間たち(だけ)が、もっと住みやすくなると考えたからです。

バランスを取って暮らしてきた人々もいた

しかし、地球上にもバランスを取って暮らすことを大切にしてきた人々もいました。世界中のいたるところに住んでいた古代人やネイティブアメリカンと呼ばれる人々は、精神的に成熟しており、彼らが世界の一部であって全てが人間のものではないことを理解していました。

彼らは食べ物や住まいを与えてくれた母なる神様を敬いました。それから、食べ物と衣服を与えてくれた動物たちを敬い、人生を与えてくれた命の源である父なる神様を敬いました。

彼らは、自分たちの内側にある神様のスピリット以外には何も持っていないことを知っていました。自分たちは「支配者」ではなくて、「全体の中の一部」であることを十分わかった上で、周囲と調和してバランスをとりながら生きていました。こうして神様から与えられた自然の法則に賢く従って暮らす、ということを、彼らは意識的に選択していたのです。

「文明人」と「原住民」 どちらが調和しているの?

それから、「文明人」と自称する人たちがやってきました。彼らは自分たちが「文明化」されていて、「原始的」な「原住民」よりも優れていると思っていました。
そもそも「文明」の定義は、次のようなものです。

1. 高度な知的、社会的、文化的な発展を特徴とする人間社会の状態

本当の意味で、精神的な知恵があって完全に近づいて発展している、と言えるのはどういう状態なのでしょう? 文明化された社会では、「知識人」たちが、人々を統制し、権力や支配を維持するために、「宗教的」な教えを広めることが大事だと判断しました(これは、必ずしも「精神的」な教えとは限りませんでした)。

こうした社会で、「原住民」は「原始的」だと軽蔑されて、強制的に「文明化」されるか、滅ぼされるか、どちらかでした。こうした動きに反対して従わなかった人々の多くは滅ぼされてしまいました。

生き残った人たちは、「現代文明」が精神的に貧しいものだと感じながら、何とか生き延びてきました。それでも、生き残った人たちは古代から伝わるバランスの教えを保って、回復しつつあります。そして、精神的に荒廃してしまった同胞を助けるために、一生懸命働いています。

バランスの法則を理解して自分の責任の範囲を知っておくのが大事

ですからまず第一に、みなさん一人一人は自分の内側にある命のスピリットを大事にして、バランスの法則を理解して、賢く守っていかなければなりません。
それから第二に、この地球という素晴らしい場所で、みなさんの責任がどこからどこまでなのか良く知っておく必要があります。
ここでいくつか例えを挙げながら考えてみたいと思います。
 
Q. たとえば、野生動物や鳥たちが本能的にどう動くか、ということについて、みなさんに「責任」があるでしょうか?
A. もちろん責任はないですね。
 
Q. それでは、天然の石や植物などのあり方についてはどうでしょう?
A. これもあなたに責任があるとは言えませんね。
 
Q. では、みなさんが飼っているペットや家畜はどうでしょう?
A. これは、みなさんに責任があります。
 
Q. 家畜化してはいけなかったのでしょうか?
A. 必ずしもそうではありません。ただ、みなさんがそうしたのだ、という事実があるだけです。そして、みなさんは、みなさんのペットや家畜に対して責任をもたなければなりません。

Q. 食べるために動物を殺すのは悪いことでしょうか?
A. いいえ。でも、どうして、みなさんの世界には狩猟という生き物を殺す「スポーツ」があって、素晴らしい獲物を得たこと(つまり自分がどれだけ凄い殺し屋か)を自慢したりするのでしょう? こういう行為は、私たちからは、利己的で悪意のある殺戮に見えます。もし、食料や衣服にするための家畜が十分にあるのなら、どうして野生の生き物まで殺す必要があるのでしょうか?

現代では、人間たちが都市を拡大して、住宅地や農地やゴルフコースなどを造り、野生動物たちの生きる場所を奪ってしまったので、野生動物たちは小さな「保護区」に押しやられて、そこを出てしまった「余分」で「過剰」な動物たちは、「バランスを取る」ために殺されてしまいます(これはちょうど、「原住民」に対して行われたのと同じことですね。彼らの世界を「文明化」して破壊して、素晴しいとは言い難い「保護区」に彼らを送ったのです)。

神様は、みなさんが必要だと思うなら、食べ物や衣服としての動物を与えたのだということは理解してください。神様はみなさんが生きていくため、そして楽しむために、食べ物や薬だけでなく、味わうための野菜やハーブなど植物も与えてくださいました。みなさんは、神様がみなさんの体だけでなく心も豊かにするようにと支えて下さっていることについて、毎日感謝していますか? それから、私たちを生かしてくれている、この美しい惑星、母なる地球に毎日感謝していますか?

ペットへの責任を果たす

みなさんが家で飼っているペットの世話や責任についても、お話しておきましょう。犬や猫などのペットを飼っている場合、その動物たちは、日々の食べ物や世話だけでなく、愛情も、あなたを頼りにしています。犬や猫や、他の動物たちも、創造主からそれぞれの種ごとの集団スピリットを受けています。そして、その種ごとの「本能的な性質」を持っています。

そうした動物たちは、残念ながら人間ほどの自由意志や推論能力は持っていませんが、他のすべての生き物たちと同じく、愛情をとてもよく感じ取ります。動物たちは、人間にとって素晴らしい友人や仲間になってくれますし、人間に明るさや楽しさ、ユーモアをもたらしてくれます。

ペットを飼いならしたことにより、自然界の動物のバランスが乱れてしまいました。無責任な飼い主のおかげで彼らは過剰に繁殖してしまい、世話を受けられない可哀そうな動物の子どもたちが多く生まれてきました。たくさんの動物が死に至り、一部は野生化して自然界に病気を広めました。最後はみなさんの社会にある「動物保護団体」に引き取られることになります。

幸い、そうした団体の人たちは、爆発的に増える必要とされないペットたちの世話を、誰かがする必要があると理解していました。保護施設は、迷子や野良、不要にされてしまった動物たちの孤児院です。そこの動物たちは、わずかな金額で人間に譲り渡されたりしますが、ほとんどは安楽死によって殺されます。本当に悲しく心が潰れるようなことです。そんな中で、動物保護団体で働く人たちの多くは、動物を愛する純粋な気持ちから、そこでの仕事を選んでいます。これは驚くべきことです。

動物保護団体のほとんどは、動物たちを人に譲る際、すべての犬猫に不妊手術を施すことを義務付けています。みなさん、不幸な動物たちが過剰に繁殖し続けるよりも、不妊手術をする方が理にかなっていると思いませんか?

どうしたらバランスを保てるのでしょう?

ここでみなさんに真剣に考えてほしいと思います。みなさん自身と、神様が創造した世界の他の部分が、調和してバランスを取りながら暮らしていくためには、どうしたら良いと思いますか?

まず、純粋な気持ちで「真実を知りたい」と願うところから始めるのが大切です。人の認識には限界がありますし、どうやったら神様の方に近づけるのかは、神様の方が良く知っています。

ですから、何とかしようと自己流でもがくよりも、神様にお任せする方が早いです(訳注:人間には自由意思が与えられていますので、自分の意思を神様にお任せします、ということを、あえてお祈りして神様に伝えないと、神様も手が出せないようです)。

毎日神様にお祈りして、
「神様、私の意思ではなくて神様の意思が行われますように。そうして、神様が望むような世界が作られますように。私もお役に立てますように。神様の世界に近づけるように、私たちを保護し、導いて、力、知恵、知識、真実、誠実さ、勇気をもたらす愛の光を送ってください。」
こんなことを、自分の言葉で神様に伝えるのが良いでしょう。

そうやって毎日お祈りしていたら、神様のお役に立つために必要なものは、みなさんにちゃんと与えられますから、待っていましょう。(今まで神様とみなさんのつながりが途切れていましたが)毎日お祈りすることで、神様の気持ちとみなさんの気持ちが一つになって、調和とバランスがもたらされるようにしていきましょう。

与えられた杯を周りの人たちに回す

ここまで、みなさんには今まで隠されていたとても大切なことが伝えられました。そして、みなさん一人一人の内側にある杯は、知識と知恵で満ちあふれています。

ですから、今度はこの知識と知恵を、みなさんの大切な人たちに伝えてください。世界を良くするためには、この一杯になった杯を自分だけに留めるのではなくて、他の人たちに回していくことがとても大切なことだと、みなさんも気付くでしょう。一杯になった杯を他人に回して一旦空にするからこそ、またその杯が満たされるのです。

とは言っても、みなさんの杯の中身を誰彼かまわずまき散らせば良いという訳ではありません。杯は回さなければなりませんが、受け入れるかどうかは各自の選択によります。むりやり渡そうとする必要はありません。ある人は杯を受け取り、ある人は受け取ろうとしないでしょう。それはあなたの責任ではありませんし、気にしなくても大丈夫です。

あなたはとにかく、杯を受け入れる人に回して、その人の内側にいる神様にお任せすれば良いのです。こうして、知識と知恵の杯を受け入れて真実を飲む人たちは、喜びで満たされて、また他の人たちに杯を回すでしょう。あなたからでなくても、他の人から、すべての人たちに杯を受け取る機会が与えられます。

人々に杯を差し出して神様を待つのが、あなたの役割です。あなたの杯はまた満たされて、その杯をまた回すことになるでしょう。こうやって、あなたはすべての人々の内側にいる神様の役に立つことになるのです。

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長くなってしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。
ここまでが、フェニックスジャーナル第27巻の「UNDERSTANDING THE NATURE OF YOUR PERSONAL RESPONSIBILITY」の部分に書いてあることです(この文章は、私birdがかなりリライトして、言葉を足したり引いたりしていますので、元の文章は本家サイトを参照してください。後ほどできるだけ正確な逐語訳も、このnoteに出していく予定です)。

◆birdのnoteの目次はこちらです◆


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