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独自の「強み」(USP)を見つけ出す!究極にシンプルな方法とは?

こんにちは、PHOENIX AIです。

前回までに、以下の戦略立案の具体的な5ステップのうち、

  1. ターゲット選定

  2. ニーズ(想定されるターゲットのインサイト)の把握

  3. 真の競合を把握する

  4. ニーズを満たす自社独自の強みを洗い出す

  5. コンセプト化する

「ターゲット選定」、「ニーズの把握」、「真の競合を把握する」まで解説しました!

今回は、「ニーズを満たす自社独自の強みを洗い出す」の部分を解説していきたいと思います!

9割の経営者が勘違いする「独自の強み」の見つけ方


マーケティングの世界で「独自の強み」は「USP(Unique Selling Proposition)」と言われます。

でも、多くの経営者がUSPのことを勘違いしている場合がほとんど…

今日は、そんなUSPの正しい理解と、よくある間違いについても解説していきます。

USPっていったい何なの?


「うちの強みは品質の高さです!」
「低価格が私たちの特徴です!」

...こんな風に思っていませんか?

実は、これだけではUSPとは言えないんです。

USPとは、あなたの会社やサービスが持つ「独自の強み」のこと。
でも、ただの特徴ではありません。

重要なのは、以下の3つの要素です
- 競合他社との明確な差別化
- 顧客にとっての具体的なメリット
- 他社には真似できない独自性


つまり、USPとは、商品やサービスが持つ独自の強みや特徴を指し、競合他社との差別化を図るための重要な要素であり、顧客に対して自社だけが提供できる価値を明確に示すもの!

そして、単なる商品特徴ではなく、顧客にとっての具体的な利益やベネフィットを含む必要があります。

よくある3つの勘違い


1. 商品特徴とUSPを混同する

多くの企業が犯す誤りの一つは、商品やサービスの特徴をそのままUSPとして捉えてしまうことです。

例えば、「高品質」や「低価格」といった一般的な特徴は、他社も同様に提供している可能性が高く、これだけではUSPにはなりません。

USPは、他社にはない独自性や顧客にとっての具体的なメリットを強調する必要があります。

2. 顧客の視点を欠く

USPを設定する際に、企業側の視点だけでなく、顧客の視点を重視することが重要です。

顧客が何を求めているのか、どのような価値を感じるのかを理解せずにUSPを作成すると、顧客に響かないメッセージになってしまいます。

USPは顧客にとっての「選ぶ理由」であるため、顧客のニーズや期待に基づいて構築する必要があります。

3. 独自性の欠如

USPは「独自性」が求められますが、単に他社よりも「少し良い」程度では不十分です。

競合他社と明確に差別化できる強みを持たなければ、顧客の記憶に残ることは難しいです。

例えば、特定の技術やサービスの提供方法、顧客サポートの質など、他社にはない独自の要素を強調することが重要です。

強みが見つからない最大の原因


ここまで見ていただけたあなたは、もしかしたらこうお思ったのではないでしょうか?

「自社(私)には、自慢できるほどの特別なノウハウや特徴なんてないんです!」

なぜそうなるかと言うと、答えは単純。


  1. ターゲット選定

  2. ニーズ(想定されるターゲットのインサイト)の把握

  3. 真の競合を把握する

上記のステップができていない、あるいは解像度が低いのです。

特によくある間違いが、ターゲット(狙うべき市場)を絞らないパターンです!

市場が広すぎると当たり前ですが、競合の数が増えるので、強みが生きなくなってしまうことが多々あります。

上記でお話しした通り、必ずターゲットは絞りましょう!

中小零細企業、スモールビジネスで勝ち抜くには、必ずと言っていいほど、狙うべき市場は狭く!が鉄則です!


絞るからこそ見つかる強み

例えば、あなたがパーソナルトレーナーだと仮定します。

今やパーソナルトレーナーは有象無象にいますよね?

なので、ありきたりに「パーソナルトレーニング60分間〇〇円」とあっても、あなたが選ばれる理由になりません。

しかし、これだとどうでしょうか?

子供に絞ってみる!
その中でも、「ゴールデンエイジ期に特化したパーソナルトレーニング!」に絞ってみるなど。

これは、あなたが幼少期のトレーニングに詳しいことが前提ではありますが、少し勉強すればそれを強みとして打ち出すことは十分に可能です。


自社の強みを見つけ出す3ステップ


ここまで聞いて、勘の鋭いあなたならもうすでに気づいているかもしれませんが、自社の打ち出すべき強み、自社の強みが生きる状況というのが変わってきます。

なぜなら、ターゲットを絞る(狙うべき市場を絞る)と、ターゲットのニーズ(裏のニーズ:最終的な目的、実現した理想未来)は変わってきます。

それに対して、真の競合も変化し、競合がターゲットのニーズのどの部分を満たしていて、何を満たしていないのか?も変わってきます。

ということは、次の3つのステップが必要になってきます。

  1. ターゲット選定

  2. ニーズ(想定されるターゲットのインサイト)の把握

  3. 真の競合を把握する

あれ?またまた出てきましたね。

そうなんです!上記の工程さえしっかり出来てさえいれば、自ずとあなたの打ち出すべき強みが見つかります。

なので、上記のように今まで順番よく解説してきたんです。

強みが見つかりません!

という方は、ただ単に上記のステップを疎かにしているか、解像度が低いだけなんです。

魔法のように、強みが見つかったり、作られたりするわけではありません。

USPを発掘するには、その前の地道な工程が必要であることを覚えておきましょう。

まとめ

「独自の強みの見つけ方」で最も重要なのは、以下の3つをしっかり押さえることです。

  1. 具体的なターゲット設定

  2. 顧客の本質的なニーズの理解

  3. 競合の理解

これらが出来てるからこそ、あなたにしか強みがなんなのかが自ずと浮き上がってくるのです。

今日から上記を意識して、あなたのUSPを発掘していってください!

応援してます!

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