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他人の存在が自分を映す

よく「他人は自分を映す鏡」という言葉を聞きます。

思い返せば昔いろいろと働いてきた場所で、自分に対して不機嫌な態度をとってくる上司や先輩が結構多かった。
「なかなか良い上司や先輩に恵まれない」とだんだんテンションが下がり仕事に力が入らないしんどい…といった悪循環が発生。
あまり仕事に対する前向きな自分の考えや意見を発することができず、コミュニケーションといえば同期や後輩に仕事の愚痴を落としてしまうことでしかとれていなかった。
上司達と上手くいかないのはそれが最大の原因。
おまけに自分に自信がなく、仕事に対する姿勢も「ツラいこと苦手なことをあえてやる」という受け身的なものだったので、指導する側からすると嫌がられるのも無理はない。
私はそれを挑戦のつもりでやってきたけど単なる勘違いだった。

容赦なく皆が嫌がるようなシフトや仕事を押し付けられたこともあった。
自分で自分の気持ちを完全無視状態で嫌とは一度も言い出せず全て引き受けていた。
酷い時は「売上達成厳しいから今日は帰って」とその日の店予算が未達成かどうかで勤務時間を削られることもあった。
当時はノルマの厳しい店で働いていた為無理もない。
この時点で一度仕事に関して考え直すべきだったと今は思えるけど、あの頃は何もかもが未熟すぎて謎な負けず嫌いさと頑固さを持っていて立ち向かっているつもりだったが…
その結果、体調不良が続いたり自律神経失調症にもなり限界がきて泣く泣く辞めることを決意。
後々、同期や後輩にこぼしてた愚痴は上司の耳にも入っていたそうで人間不信にもなった。
悪いのは100パーセント自分なのでここで人間不信になるのも変な話だが、とにかくあの頃はまだ20代前半で未熟でダメ人間すぎました。

自分の仕事に対する向上心のなさ、同期や後輩とは上手くやっていたつもりでも上司と先輩を雲の上の存在みたいな見方をしてしまい、まともにコミュニケーションをとっていなかったのも反省点でした。

何度も何度も繰り返す転職はこれが大体原因だったりしたので、一部の人達と密に仲良しごっこせず誰とも適度な距離感でいることを決めたけど、人間関係はいつの時代も難しいものです。(職場は仕事をする場所であるのが大前提)

そして、もし職場で自分に対して不快感を示してくる人がいれば、自分を見直すべき瞬間の暗示と捉えるようにしています。
人間だからいつでも調子良いとは限らないし上機嫌を維持するのはなかなか難しい。
そういう時こそ挨拶は愛想良く、話す時は相手の目をしっかり見るとか、些細なことでも誰かを不快にさせないように気を付けるだけでその場の空気が変わる時もありました。
相手の機嫌伺いすぎて行動して逆に変な空気になるよりかはよっぽどマシ。
機嫌悪い人がいるとそれが次々伝染してしまうように、他人は自分の鏡だとも思うんです。