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習慣術ver.2.0の模索〜GTDの実践が目標実現の近道になりそう〜
今回予告
習慣術として今筆者が実践していることは、ルーティンワークを形成するためのもので、言い換えれば体力づくりや基礎づくりといったところ。
そこに今回「Todoist」というアプリを導入したことで、新たな道が開けた。
そこで、習慣術をバージョンアップすべく、どのようなものを用意すれば良いか考えていく。
今までの習慣術の整理
1.大まかなルーティン
私のルーティンは、朝にその日やることを書き出して、夜その振り返りをする、というものが1つ。
もう一つは朝5時に置きて「タロット占い」「情報収集」「プランク」「読書」をするというもの。
上記2つを組み合わせて、現在習慣的に実践している。
習慣術と言うとおこがましいかもしれないが、上記を組み合わせた表をスプレッドシートに書き出し、スマートフォンでいつでも見られるようにしている。
起点となる「5時起き」さえクリアしてしまえば、あとは書いてある通りに流れでこなすことが出来るようになっている。
2.ルーティンの詳細
「5時起き」は平日だけやることにしている。
毎日5時に起きるのは正直辛い。自分の精神衛生上の都合で、土日はご褒美的に7時まで寝られるようにしている。
5時起きをする際は、起床時間をアラームで設定するのはもちろんのこと、そのアラームを設定したスマホを足元に置くことにしている。
そうすることで、起き上がらないとアラームが止められないという計算だ。
寒い日の場合はそれに加えてエアコンのタイマーを設定して、起きる時間の少し前から暖房をかけるようにしている。
「タロット占い」をやることで、その日の運勢を占える。
気をつけないといけないことが事前にわかれば、心の準備が出来る。
とはいえ本格的なものではなく、テレビでやっている朝の占いを自分でやっている感覚である。
「情報収集」はGoogleアラートを見ている。
自分の検索してきたことから関連情報を引っ張っているので、自分の興味を引く情報が多い。それが逆説的に、自分の気になっていることを気づかせることにもなる。
「プランク」は1分間している。
部屋が狭く、朝から激しい運動をするのも大変なので、この運動に落ち着いた。やっていると徐々にではあるが鍛えられている感じがある。体重は変わらないが体型が変わってきた。
「読書」は2種類を読んでいる。
一つは哲学書で、西田幾多郎の善の研究を読んでいる。二つ目はその週の課題としている本を読んでいる。今週はタスク管理を課題としているので該当する本を読んだ。
「やることを書き出す」ということを最後にしている。
その日にやることをスマートノートに書いて、データとしてアプリに一時的に保存している。そして一日の最後にその結果がどうだったのかそこに書き加えてPDF化している。
3.上記の習慣の課題
習慣化という点では課題というほどのものではないが、そもそも私には「あらゆることに挑戦する」という目標がある。
そうした点から、ルーティンとした行動自体はそれぞれ始めた当初は挑戦的ではあったものの、定着した現在では基礎づくりという位置づけになっている。「毎朝起きて、ルーティンをこなしている」という事自体が精神に良い影響をもたらしていると感じている。
習慣術のバージョンアップに必要なもの
4.プロジェクト作り
上記の習慣は基礎や土台作りとしては役立ったが、「あらゆることに挑戦する」には単発の行動を計画的に進めていくことが必要だ。それをするためには1つ1つの挑戦の単位として「ルーティン」ではなく「プロジェクト」を用意して、その中にあるタスクをクリアしていくことになる。
その際に役立つタスク管理の方法として「GTD」が挙げられる。
GTDは、Getting Things Done の略。
「やるべきことをすべて書き出し、適切なタイミングに割り振り、すべてやり切る」というスケジューリング法だと私は理解している。
そしてそれを実践的なかたちにアプリに落とし込んだのが「Todoist」である。
まだ1週間ほどしか使っていないが、割とすぐに使い方を理解できた。
初心者向けに使い方を説明しているので、ぜひそちらを読んでみていただきたい。
Todoistのおかげでプロジェクトを作って実践することはかなり現実的になった。
5.やりたいことリスト
ただ、Todoistを使うにも前提があり、それは「やりたいこと」「やるべきこと」がすべて書き出されていることである。
「インボックス」という、とりあえず頭の中身をすべて書き出す場所があるが、すべて書き出すことはかなり時間がかかる。
プライベートも仕事もすべてプロジェクトとして移動するものとして、思いついたらすぐにインボックスに入れる習慣も持たないといけない。
6.タスクの実践
Todoistの唯一の弱点は、実際に行動はしてくれないことくらいだろう。
それは自分がやることだ。
一応、Todoistにタスクが残っていると、やらなければ!という気持ちになるので、外発的動機づけにはなっている。
だがタスクを実践するのは自分なので、それをいざやる際の環境づくりは必要かもしれない。
7.習慣術ver.2.0への挑戦
上記から、Todoistを更に有効に使うためには、
①やること=タスクの逐次追加の習慣化(およびその環境整備)
②やること=タスクの実践環境の整備
の2つが考えられる。
今のところ、習慣化することは苦ではないので①は大部分大丈夫だが、問題は①と②の環境整備である。
自分が実践しやすい環境とはどのようなものか、それを今後は考えて、実際に作っていきたいと思う。
まとめ
GTDを実践するためのアプリである「Todoist」だが、それはやることのリストやタスクの実践があって初めて活きてくる。
だから筆者はGTDを改めて分解し、Tosoistの機能をより上手に使えるようにしたいと考えた。
今の習慣術にはルーティンはあるが挑戦はないので、挑戦を組み込めるスケジューリング法として、両方を管理できるものとしてver.2.0を作りたい。
次回予告
このver.2.0のプロトタイプを準備して、あわよくば筆者がいま課題と感じていること―「言語化がうまくいかない」―をなんとかしたいと思う。
ちょうどぴったりな書籍を見つけたので、5日間での実践と、その結果を書いていきたい。