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左右交互に音を出す

sf-20 v0.2 は、Massive X の音を左右交互に出すように、トラックを2つ追加しています。これに関して解説してみます。その前に、ピアノソロの件ですが、

最後にピアノソロを追加するのが意外と難しい件

v0.2 を公開したときに、後でピアノソロを追加する予定と書きましたが、ていうか既にソロを追加したバージョンもあるのですが、これが意外と面倒でした。

というのは、ピアノのパートは他と合奏するのを想定して作ったので、単独だとあまり面白くないのです。

特に、曲の出だしのところ、ピアノは C を演奏していてベースは A なので全体として Am に近い音になるのですが、ピアノだけ演奏したら C になってしまいます。作成中のピアノソロは、低音部のコードが Am になるように変更しています。

Groove Delay が思った通りにならない

この曲は同じパートを3回繰り返す構成で、v0.1 は2回繰り返しの状態、v0.2 で3回目を追加しています。1:21~が2回目、2:41~が3回目です。

v0.2 で追加したのが、左右交互に音を出す mallet 系の音色です。Massive X のプリセット Angelic Sprites を使っています。画像はトラック7に打ち込んだ状態です。

(fig.1) track 7

この音の定位は R84 です。これと同じメロディを1/16拍ずらして左から出したいのです。

最初、これは Groove Delay を使えばできると考えていました。1/16拍ずらした音を左に定位して Delay をかければいいと考えたのです。ところが、これはうまく行きませんでした。Massive X の音色が最初から左右に動く系なのかもしれません。最初の音が右に偏っているので、左からうまく出ないのかもしれません。

コピってずらそう

とにかく Delay は挫折したので、こんなことを考えました。トラック7をトラック8にコピーしてから、1/16拍全体をずらして L84 に定位すればいいのでは。

(fig.2) track 8

このように、トラック8は1/16ずれています。Studio One のトラック画面で D でコピーして隣のトラックに移動するときに、先頭を1/16拍ずらしたのです。

トラックを重ねて表示すると、ズレて鳴っているのが分かります。

(fig.3) LR混合

余談

バランスはもっと調整したい

v0.2 で公開した部分は現状でほぼ完成版のつもりですが、トラック毎の音量バランスの調整はもっと細かくやりたいと思っています。実際、日々調整しています。

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