見出し画像

リバースシンバル

Too, Too Real にはリバースシンバルを使いました。ちょっと手間取ったのですが、まあ比較的に簡単にできる技です。

リバースシンバルとは?

シンバルを叩くと「ジャーン」という音が出ますが、これをテープに録音して逆回転させると、「ンーヤジ」という音になります【違】。これがリバースシンバルです。

Too, Too Real は、2:24~2:26 あたりにリバースシンバルの音が出てきます。

作り方

Studio One Professionalを使えば、リバースシンバルの音は簡単に作ることができます。Studio One は既に 7 が出ていますが、やり方は多分同じだと思います。

シンバルの音を選ぶ

まず、F5を押して画面一番右に Browser を表示して、Loops のタブをクリックします。

(fig.1) Loops

ループ音源のリストが表示されます。適当なジャンルで、Drums の one-shot の中からシンバル一発の音を探します。

今回は説明のために、Paiste 18in Trad Jazz Crash Brushes 6.wav を選んでみました。

(fig.2) one-shot 音源を選択する

Too, Too Real に使ったのはこれではなかったと思います。どれか分からなくなっています。

使いたい音源をどこかにドラッグすると、そこに audio event が生成されます。トラックがない部分でドロップすれば、自動的に新規トラックが作成されて、そこに配置されます。

(fig.3) audio track

反転

生成した audio event を選択して、右クリックでメニューを出すと、Reverse Audio という項目があるので、これを実行します。

(fig.4) Reverse Audio

実行すると fig のように左右が反転します。

(fig.5) before
(fig.6) after

これを適当な所に配置するのですが、長さは途中でカットして調整するのがいいと思います。

Timestretching

作成した音をもっと長くしたいとか、短くしたいという場合があります。MIDI データならノートの長さを変えればいいだけですが、audio event の場合はノートといわれても分からないので、timestretching という技を使います。

操作は簡単で、イベントの左右の境界のところにマウスカーソルを合わせます。これをドラッグするとイベントの長さは変わりますが、入っている音はそのままです。

そこで、ドラッグする時にAltキーを押してやります。これが Timestretching です。Alt を押しながら変形すると、音の長さもサイズに応じて変化します。このとき、音の ptich (高さ)は変化しません。鳴っている長さだけが変化します。

(fig.7) 元の波形
(fig.8) 伸ばした後の波形

余談

Pan

Too, Too Real のリバースシンバルはいまいち目立たないので、Pan を左から右に振ってみました。これはプログレではありふれた技だと思います。

そこまでやってもあまりり目立った感じがしないのですが、目立てばいいというものでもないので、中途半端なままでよしとしました。

いいなと思ったら応援しよう!