見出し画像

Metalic の作成メモ

作成記

そういえばこの記事を入れているマガジンは作成記だよね、ということで昨日書いた記事で紹介した「Metalic」を作った途中手順を少し書いてみます。

形式は不明

作曲するときはまず構成、という人がいるかもしれませんが(普通はそうなのか?)、私はそういうのはあまりやりません。

音楽で構成といえば〇部形式、のようなパターンがあったと思うのですが、学校で習ったような気がするものの、完全忘却しました。参考にする気もないので復習していません。基本的にロック系に興味が向いているので、なんとなく作れたら十分という結論です。

今回はとりあえず4小節を一つの単位にすることにしました。4小節に特に深い意味はなく、2小節のこともあれば8小節にすることもありますが、だいたい2、4、8、あとは4の倍数サイズがまとまりやすいと思います。個人的には変拍子を入れることもあります。

とりあえず、今回は最初の4小節をXとします。これをまず作りました。

次に、Xを長調に転調したような4小節を作りました。これをYとします。ここまでで、8小節になります。

これを4回繰り返したら XYXYXYXY になります。お手軽に時間を稼げます。しかし面白くないです。

ということで、Yの部分は同じにして、Xは入れ替えていく、という構成を考えました。つまり、AYBYCYDY のようにします。

リズム

ABCDは全然違うわけではなく、コードとリズムは同じで味変、みたいな感じをイメージしています。今回はドラムがないので、リズムパートも KINETIC METAL で作るのですが、基本リズムはこんな感じです。

トン・トン・トン・タタ・トン・トン・トタッタ、みたいな感じでしょうか。割とこのリズムを守っていない小節があるようですが、ノリを重視したいので、気分で勝手に変えることにしています。

メロディはどうやって作る?

メロディは本当にノリだけで作っています。この曲はメロディに悩んだ箇所はありません。一発録りで思考時間は0秒、全部アドリブでマウスクリックしていきます。

ネットではよく「メロディが思い浮かばない」という質問を見るのですが、マジで何のことか分かりません。

例えば、これは最初にCメジャーに転調した所に出てくる、笛っぽい音のメロディです(0:10~)。

ほぼスケールを下がっているだけで、音高だけなら、これが思いつかないのはオカシイような気もするレベルの単純なメロディだと思います。

ただ、よく見てみるとリズムは微妙です。最初の3つの音を3/16 + 3/16 + 2/16 で刻んでいる所。7小節目のGAGAの音が、最初は 3/16 + 1/16 になっている所。8分音符と4分音符でメロディを作ってもよさそうですが、なぜこう刻むのかというのは説明できません

。何か考えながらリズムを決めているわけではなく、適当にマウスをクリックしてこうなったという感じです。説明が難しいわけです。

最後の音がFなのが気になる人もいるかもしれません。これはまだ後に1小節あるので、と説明できなくもないですが、実際に聴いてみても少し唐突です。つまり唐突感が重要なのです。

実際にメロディを作成する手順は単純です。打ち込んだ音を実際に出してみて良ければ採用、違和感があったら変更する、それだけです。

思った通りに演奏して作曲するのが普通かもしれませんが、そもそも思った通りに演奏するスキルがないので、その常識的な技は使えません。

もう1か所、次にCメジャーに転調したところのメロディを紹介します(0:28~)。

こちらはアドリブで入れているという雰囲気が出ていると思います。♭の音がありますが、これは最後をGで終えるつもりで刻むと音数が足りなくなるので、AからGに行く途中に半音ズレた音を挟んだのです。

このメロディーは、少しは笛っぽいようになることを意識したかもしれません。ちなみに Telegraph Key というプリセットを使っています。

キーが不明

楽譜を出す時に気付きましたが、自作曲なのに、この原稿を書いている段階でまだキーを把握していませんでした。転調しているのでややこしいと思うのですが、この種の曲を作る時に、あまりキーやコードは意識していないのです。

ということで調べてみましたが(笑)、ABCDのキーはCマイナー、YはCメジャーです。ちなみに、現時点でこの後に4小節×2が追加されていますが、そこはA、Amのキーになっています。

CmとCの繰り返しからAmとAの繰り返しに移行するのは、CとAmが平行調なので、数学的には綺麗なパターンかもしれません。ただ、この調子で作ると次に来るのは F#m とF# で、楽譜的にはちょっと嫌かもしれません。

個人的には作曲中にキーは意識していないので、CメジャーもF#メジャーも特に差はないと思います。

余談

何を作っているのか分からない

とりあえずこの音源だげて作れるかな、という理由で作り始めましたが、何か伝えたいとか、こんな雰囲気にしたいとか、具体的なビジョンがないので、何が出来るのか現時点で謎です。そもそもジャンルも謎です。

ていうか余談の前に書いている内容が、全然作成の参考になりそうもないですね。すみません。

いいなと思ったら応援しよう!