博士生活と健康意識③睡眠時間を死守するタイムマネジメント
運動・食事と来て、第3回目の健康意識・備忘録は睡眠についてです。
本題の前にこの備忘録ですが、言語化する大切さを実感しています。
この"文章を書く"という行為は楽しいだけでなく、思考の整理や新たなひらめきの種になっていて、とても良いトレーニングだと感じています。一度アウトプットできているので、人との会話においてメタ認識しながらスムーズに話せられる時が増えてきたと感じています。
走ることで脳に血液が運ばれて思考が回りやすくなったのに加えて、砂糖中毒による思考停止を治し、言語化による訓練をして、今良い感じに脳みそをフル回転できる習慣が築かれ始めています。
次にすべきことは、脳にとって最も重要な要素である睡眠についてです。寝るというのは身体の休息以上に脳の休息の為の現象です。
私は子どもの頃から眠ることが好きで、小学校で流行ったプロフィールシートの"好きなこと欄"に「寝ること」と書いていたことを覚えてます(怠惰)。また大学受験の際に、研究するなら微生物か睡眠か再生医療についてだな、と考えていました。実際、B3の研究室選びの時、研究したい分野として真っ先に思いついたのは睡眠についてでした。(ただ当時私の大学には睡眠の研究室はなかったので、睡眠→脳→神経。。。と単純に考えて、神経について研究していた先生を選びました。その後、皮膚から神経細胞を作る研究に移り、皮膚に興味が湧き、現在は皮膚を触っています。でも今も虎視眈々と神経を触る機会を窺っていたりします!どうにか研究に組み込めないかな。。?そしていまだに睡眠・脳研究に将来どんな形であれ携わる気満々でいます!)
そんなこんなで睡眠についてなのですが、、私にとって目から鱗だった考え方を記していきます。それは、"睡眠時間を確保してから、他の時間にタスクを割り振っていく"、という考え方です。
当たり前のことなのだと思うのですが、なぜ目から鱗が剥がれ落ちたかというと、、これまで私は、自分のやりたいこと、あるいはやらなければいけないことがある場合、時間を捻出するには睡眠時間を削る、という方法をとってきたからです。寝るのが好きなのに、睡眠の優先順位は低かったのです。そもそも、なぜ寝るのが好きかというと眠いからです!そして眠いのは寝てないからです笑)24年間、常春眠暁を覚えず状態を続けてきました。私はずっと「自分の体が大きい分エネルギーを消費するするから、睡眠を必要としているんだ、そして"寝る子は育つ"で体が大きいんだ、、、」と卵が先か鶏が先か、メビウスの輪的な、謎理論を頭の中で繰り返して思考停止させていたのです。それが普通なのだと疑わず、改善するという発想がありませんでした。
眠くなるというのは睡眠時間が足りてないということに他ならないです。どうして今まで改善しなかったんだろう、、と、己の思考停止具合が恐ろしいです。土日は眠いだけ寝て取り戻した気になって、月火水には土日の睡眠貯金を切り崩し、そして週の後半には就寝時間・起床時間がずれ始め、生活リズムを崩しかけたところで再び土日にひたすら貯金、、という学生の身分だからできる非生産的な過ごし方をしてきました。
土日に使える時間が少なくなることで、油絵を描いたり、本を読んだり、という文化的行為には時間を割けず、読めなかった論文を読んだり、申請書を書いたり、所謂残業をするのに時間を使っていました。しかし睡眠による満足感とするべき仕事(残業)をこなした達成感によって私の危機感はうやむやになっていた為に、生活を見直す機会を完全に失っていたのです。。
この趣味の時間が私らしさを作り、自信を形成するベースになるのだと最近ようやく認識し出しました。少なくとも去年の1年間は無為に過ごしてきた結果、過去最高に自己肯定感が地に落ち、自分を見失ってもがいていました。
"睡眠時間を先に確保してから、1日のタスクを割り振る"ために、まず自分に必要な睡眠時間を知るところから始めました。私は目覚ましをかけずに起きると、毎回7時間寝ている(つまり、7時間寝れば自然に起きられるということ)ことから、24h-7h=17h。
次に生活にかかる時間を改めて計ってみたところ、朝(食事・お弁当作り、化粧や支度)2h、夜(食事、スクワット・ジョギング、お風呂、ストレッチ)4hでした。これらを引いて、17h-6h=11h。この11hを研究・大学生活に使えることが明らかになりました。
私の研究室はコアタイムがないのですが、今後の社会人生活を見越して9時出勤に設定しました。そこから11h、つまり9時~20時の間にタスクを終わらせることを認識しました。
そして早速、この素晴らしい計画の通りに1日を過ごしてみました。すると、私が思っていたほどタスクがないことに気が付きました。(いや、論文とかデータ解析とか色々あるのですが、、緊急ではないのでもう少しタスク時間を減らしてもいいかな、という、、、甘え?)加えて18時頃から、お腹が空いてきたしそろそろ家に帰りたいな、脚を伸ばしながら本読みたい、という気分になりました。そこで、タスク時間を1h減らして、19時帰宅にしました。机上の空論的な計画よりも、自分がこうしたい!と思ったことに従いました。
この1hが意外とキーポイントだったみたいで、無理なく続けられています。夕食を食べた後に、のんびり読書したり、ネットショッピングしたり、と今まで寝る直前にしていた(できないことの方が多かったけど)ことができるようになり、QOLが向上しました笑
ついでに、睡眠時間確保のための生活時間の見直しをしていて、思わぬ副産物としてTVを観なくなりました。これまで私は、家に帰ってすぐTV、朝は目覚まし代わりに視聴予約していたTVで起きて、支度中もTV、、というTV漬けでした。ところが、19時半から夕食、21時からジョギング、と"すべては0時に寝るために"予定時間が決まっている事柄をこなしていくためには、ながら作業では集中できないことに気付きました。
そのため自然とTVを付けなくなり、そして観なくても平気でいる自分自身に3日ほど遅れて驚きました。観たくて観てたわけではないんだ。。。と、再び自分の思考停止にショックを受け直しました。
ニュースやNHKのサイエンスドキュメンタリー、アニメが好きで観てましたが、圧倒的にそれ以外の番組(もはや番組名も思い出せない)を流れで観ていたから時間がないと感じていたのでした。
日頃の(ダメな方の)習慣を見直す良い機会となりました。後ろが決まっていると、自然とだらだら無為に過ごすことがなくなることを身を持って体感しました!そして最優先事項は睡眠だと意識改革できました。
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