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仮面ライダーの真髄が詰まった名作、ZOの魅力


仮面ライダーZOとは?

 仮面ライダーZOは、1993年に仮面ライダー20周年記念として公開された映画で、48分という短い時間で見ることができる作品です。
 ZOは、仮面ライダーの真髄を短い尺の中で、まとめ上げた名作として、今もなお、仮面ライダーファンの間で語り継がれています。
 今回は名作、仮面ライダーZOの魅力に迫ります。

ZOのあらすじ

 遺伝子工学の権威・望月博士は「ネオ生命体」を生み出す研究に没頭し、助手・麻生勝への改造実験を強行する。
4年間の眠りから目覚めた麻生勝は、バッタの遺伝子を取り込んだ戦士「仮面ライダーZO(ゼットオー)」へと変身。
襲い掛かる怪人から望月博士の息子・宏を守りながら、人類を脅かすネオ生命体・ドラスとの決戦に挑む!
(仮面ライダー公式サイトhttps://www.kamen-rider-official.com/riders/34より)

 このあらすじからも分かるように、ストーリーは至ってシンプルなので、大人でも子どもでも安心して見ることができます。

ZOの魅力

 まず、ZOの魅力は、短い時間で仮面ライダーの真髄を味わうことができることです。

 本来、仮面ライダーは大自然の使者で、環境破壊を引き起こすような歪んだ技術文明に警告する存在でとして、人間でない哀しみを背負いながら、自然のエネルギーで戦うことが大きな特徴です。
 特に、ZOは、歴代の仮面ライダー作品の中でも、原作者、石ノ森章太郎さんが大事にされていた「大自然の使者としての仮面ライダー」という要素を分かりやすく表現することに成功している作品だと思います。

 また、ZOの主人公は、ヒーローとしてのブレがなく、「子どもから見て頼れるお兄さん」の象徴のような存在なので、見ていて安心感があります。

 さらに、音楽面も優れていて、途中で流れるオルゴールの曲や挿入歌「微笑みの行方」、主題歌「愛が止まらない」など名曲ばかりです。

 特に、この作品で1番すばらしいのは、ラストシーンです。
 孤独なヒーローとしての哀しみを感じさせつつも、力強く前を向いて進んでいく主人公の意志が感じられるシーンは圧巻です。

最後に

 仮面ライダーZOは、本当に洗練されていて、無駄がなく、クオリティーの高い作品です。
 仮面ライダーとはどのようなヒーローなのかを、上手くまとめられた仮面ライダーの教科書的な作品なので、ライダー初心者の方にもおすすめです。
 シンプルながら、深い思いが込められたストーリーは、多くの大人や子どもの心に響く作品だと思います。
 人類の技術が日々進歩し続ける世の中だからこそ、見るべき作品の1つだと思います。

 是非、この名作を一度、ご覧ください。





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