GTD : ストレスから解放されよう
私は様々な自己啓発やライフハックを調べ、実践してきました。書籍も4桁くらいの冊数は読んでいると思います。その中で一番有用だと思ったのは、以下で紹介するGTDです。
GTD(Getting Things Done)とは?
GTDとは、デビッド・アレンによって提唱されたタスク管理術です。現代の多忙な生活において、頭の中に溜まるタスクやアイデアを整理し、効率よく処理するためのシステムです。このメソッドのポイントは、すべてのタスクを「外部」に吐き出すことで、脳の負担を減らし、集中力を高めることにあります。
前置きはこれくらいにして、具体的に何をすれば良いか簡単に解説します。
ステップ1: すべてを吐き出す
GTDの最初のステップは、「すべてを吐き出す」ことです。頭の中にあるタスクや考え事、やらなければならないことなどを、全てリストに書き出します。何をやらなければいけないのか、どこかにメモしておくことで、頭の中でそれを覚えておく必要がなくなり、集中力が高まります。このステップは「頭の中の整理」とも言え、心理的な負担を軽減する効果があります。
これをすることによって、頭の中のごちゃごちゃがすべて「見える化」されます。あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、という焦り(ストレス)から解放されます。
ステップ2: 分類する
次に、吐き出したタスクを「分類」します。この時、タスクは「すぐにやるべきもの」「後回しにしても良いもの」「別の人に任せるもの」「一度考え直すもの」に分けます。この分類作業をすることで、優先度の高いものから取り組むべきことが明確になります。
例えば、2分以内で終わる簡単なタスクであればすぐに処理し、時間がかかるものは後日カレンダーに入れるなど、タスクごとに適切なアクションを取ることが重要です。
ステップ3: 実行可能なタスクに分解
分類が終わったら、次はそれぞれのタスクを実行可能なレベルに「分解」します。大きなプロジェクトは、具体的で小さなステップに分けることが鍵です。例えば、「引越しをする」というタスクは曖昧すぎるので、「新しい家を探す」「見積もりを取る」「引越し業者を決める」などの細かいアクションに分けることで、何をすべきかが明確になります。
このステップは、タスクを漠然と感じさせず、取り組みやすくするための重要なプロセスです。タスクが複雑なままだと中々取り組みづらく、ストレスになります。簡単なタスクに分割することで、タスクに対しての抵抗感が少なくなり、進めることが容易くなります。
ステップ4: 実行する
タスクを細かく分けたら、次に「実行」します。この段階では、頭の中で考えたことはすべてリスト化され、次にやるべきことが明確になっているはずです。ここで重要なのは、決めた優先順位に従って淡々と実行していくことです。
また、タスクを処理する時には、集中力を維持するためにポモドーロ・テクニックなどの時間管理術を併用することも効果的です。一定の時間集中し、短い休憩を取ることで、効率的にタスクをこなせるでしょう。
ステップ5: 定期的に見直す
GTDの最後のステップは、「定期的に見直す」ことです。タスクは日々変化するため、リストに書き出した内容や優先度も定期的に確認する必要があります。週に一度、リストを見直して、終わったタスクをチェックし、新しいタスクを追加するなどの調整を行いましょう。
この定期的な見直しにより、常に最新の状況に基づいたタスク管理が可能になり、混乱を防ぐことができます。ステップ1を実際に行った人は、頭の中のごちゃごちゃが整理されて、頭がすっきりした感覚を味わえたと思います。この感覚を当たり前のものとするために、定期的に見直しましょう。
自分の目標を見直す
タスクを処理しているうちに、いつの間にか本来の目標が見えなくなることもあります。そのため、時折自分の目標や価値観を再確認することが大切です。各タスクを眺める時に、目標と価値観と照らし合わせて、重要なことに集中し、本当にやりたいことに注力することで、無駄な時間を使わずに済みます。
結論:GTDで人生を整理整頓
GTDは、忙しい現代人にとって強力なツールです。頭の中を整理し、タスクを明確化することで、やるべきことがはっきりし、ストレスが減ります。また、自分の目標や優先度に基づいたタスク処理が可能になるため、時間の使い方が効率的になり、結果的に充実した生活を送ることができるでしょう。
もし、さらにやり方が気になる方は、下記をチェックしてみてください。ただし、本を読む前に少なくともステップ1だけはやっておくことをおすすめします。結局、知識があっても行動が伴わないと何も変わらないので。
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