見出し画像

12 MMXM(その2)

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。

ラプラス 『確率の解析的理論』1812年

上位足で価格が
External LiquidityからInternal Liquidityへ

この値動きに内蔵されているのが
下位足でみるMMXMでしたよね。

External Liquidity = 高値とか安値
Internal Liquidity = FVGとかOrder Block
これ おさらい

今回書くのは
MMXM(Market Maker Model)の
Top Down Analysisについて

日本語では「環境認識」とか
「上位足分析」「MTF分析」って
言ってますよね

ICT用語では
Long Term Perspective (LTP) 月足 週足 日足
Intermediate Term Perspective(ITP) 4時間足 1時間足
Short Term Perspective(STP)15分足 5分足 1分足

長期足(月足 週足 日足)チャートで
ExternalとInternal Liquidityがどこにあるか確認
これによって長期足のバイアスを認識
たとえば
日足は 高値のLiquidityをSweepしたばかり
次は FVGに向かって下降する
ってことが わかりますよね
ExternalからInternalへ
なので 日足のバイアスは「売り目線」
日足より短い足でも「売り目線」で考えましょう

ICT用語で「Draw on Liquidity」
Liquidityに引き寄せられるって意味ですね

目線(バイアス)が定まるだけじゃなく
どこまで下げるかも あらかじめわかっちゃう
FVGまで下がるんだから

だったら
日足のFVGに到達して反転するまで
1時間足では 機会を見つけては
ショートしてればいいってわけ

なんちゃってラプラスの魔女(悪魔)

月足と週足の関係

長期足(月 週 日)チャートが教えてくれることは
Quo? 「価格はどこへ向かうのか?」

中期足(4時間 1時間)チャートが教えてくれるのは
Unde? 「価格はどこからそこへ向かうのか?」

価格がどこへ(quo)動くのかではなくどこから(unde)動くのかを常に考えながらチャートを見るようにしてごらんなさい。

落ち穂老師

短期足(15分 5分 1分)チャートで
最適のエントリー箇所を絞り込む

手順は これまで何度も書いた通り
キャラ変 トレ転 CHoCH
ゾウさんのローソク Displacement
FVGやOrder BlockなどのPD Array
OTE(フィボナッチリトレースメント)

ショートのときは Premium内で
ロングのときは Discount 内で

短期足で実際にトレードするときに
絶対に守ること Killzoneの時間帯
エントリーだけじゃなく
Liquidity Sweepや
PD Array(FVGとかOrder Blockとか)なんかも
Killzoneの時間帯に形成されたものしか
有効とはみなされないんだって

厳密に言えば
アルゴが 値動きを操作する過程で
形成されたPD Array(FVGとかOrder Blockとか)や
Liquidity Sweepだけが 有効ってことだけど
アルゴが いつ稼働するかなんて
わたしたちには わかりっこない
だから 稼働する確率が 一番高そうな時間帯に
トレードしましょってのが Killzoneの考え方

実例1

長期(日足)
中期(1時間足)

日足レベルで
External LiquidityからInternal Liquidityへ
上方向に価格が動くとき
1時間足では
MMBM(Market Maker Buy Model)❕❕

短期(5分足)

5分足でも MMBM(Market Maker Buy Model)❕❕

実例2

長期(週足)
中期(4時間足)
短期(15分足)
短期(5分足)

もし、この世に存在するすべての原子の現在位置と運動量を把握する知性が存在するならば、その存在は、物理学を用いることでこれらの原子の時間的変化を計算できるだろうから、未来の状態のがどうなるか完全に予知できる。

東野圭吾『ラプラスの魔女』

チャート上に、LiquidityとOrder BlockとFair Value Gapが見えるようになれば、アナタもラプラスの魔女になれますよ。

落ち穂老師