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弾きたい曲と気持ちの関係
821回目です。φです。
自分の聴きたい・弾きたい曲で自分の気分って分かるなぁ、と思います。急いでるみたいな曲を弾くときは気持ちもどこか焦っていて、ゆったりとした曲を弾くときは気分も落ち着いてゆったり。
軽やかな曲、重々しい曲、明るい曲、暗い曲。ふと「今日はこれを弾こう」ってなった曲は、大体自分の気分。無意識なんだろうけどね。
気分がふさぎ込んでいる、というときにわざと明るい曲を選んでも、なんだかうまく弾けない。音が軽やかなものではなくなって、曲調に合わない音色になってしまう。選曲を間違えた感が漂う。響かない曲になって、音もひとつひとつがミスマッチ。
音楽ってすごいなぁ、そういうところも気づかせてくれる。無理しないで、その気分でいていいんだから、みたいに言われている気がするんですよね。ピアノはしゃべらないし、一方的に私が思っているだけなんだけどさ。
曲を何度も弾いていくうちに、気分も変わってくる。じゃあ次の曲を弾こう、何にしようかって思ったときには、少しずつ明るい曲を選んでいたりする。たった一曲、されど一曲。弾き終えると随分気分は変わっているものです。
私の場合は、最初曲を選びたくないときもある。そういうときはひたすら指を動かす練習。ハノンで精神統一みたいに指を無心に動かし続けるってこともする。それが終わったら大体曲を選べるようになっていて。「うまくできない!」とネガティブな気持ちになることなくピアノと遊ぶことができる。
音楽そのものは別に存在しなくても生きていけるし、支障は全くない。けれど、心のために必要なんだろうなぁと思う。心を反映させるもの、それが音楽なのかもしれませんね。