ボカロDIGの歴史①(た)
utakikiさんの「ボカロ新曲チェック方法論(niconico)」という記事があります。
現在の「ニコニコ動画」におけるボカロ曲のDIGについて、とても参考になる記事なので是非読んでください!おススメです!
ところで、僕は今は半ば引退したに近いボカロDIGGERなのですが、上記の記事にあるひとつの方法について思うところがあるので、筆を執りました。
③#vocanew
リスナー有志によるtwitterでの新曲紹介タグです。再生数に関係なく、それぞれが各自のこだわりで曲紹介をしているので、数字的にはマイナーでも、優れた楽曲に出会うことができます(もちろんヒット曲の紹介もあります)。動画のサムネとタイトルと、あったりなかったりする、ちょっとした紹介文だけが頼りになりますが、自分なりのコツが分かってくれば、4桁・3桁再生の美味しいところを丸かじりした、充実した新曲チェックができることでしょう。また、過去ログとして「日刊vocanew」もあるので安心です。
この(た)さんについては、「濃いボカロリスナー」の中には知っている方も多いかと思いますが、2014年あたりからボカロに関する投稿がめっきり少なくなったので、最近のボカロファンはあんまり知らないのではないでしょうか?
(た)さんについて、簡単に紹介します。
(た)さんは「信頼できるオタク」です。
現在はカメラについてのオタクトークを披露することが多いですが、その他オタクカルチャー全般に博識で、昭和の時代からの界隈の事情や資料に関する知見が豊富なのは彼をフォローすればすぐにわかります。
音楽の知識も豊富で、とくに現代音楽やニューウェイヴに詳しいです。
ボカロについても、いわゆる「初音ミク以前」の時代から注目し、ニコニコ動画に「VOCALOID史料」というシリーズ動画を投稿しています。
またTwitterでのボカロDIGに欠かせない「#vocanew」タグについても、タグの発生当初から積極的に活用しています。これについてはtogetterに纏められていますね。
#vocanew 誕生秘話 + #vocanew でたどる3年分のボカロ曲[3周年記念]
「#vocanew」タグについては、現在も過去も使用するひとはそれなりにいるのですが、基本的には簡単なコメントしかついてないので、コツがわからないひとには、知らないボカロPの動画は「よくわからん」とスルーされることが多いのではないでしょうか?
しかし、他の#vocanewタグ使用者と比べて、(た)さんが神と称される理由としては以下があります。
①有名、無名にかかわらず、新曲チェックの数が半端ない
②たくさんの曲の中から「光るもの」があるものをピックアップし、その精度が半端ない
③コメントがシンプルに見えて、よくよくコメントと曲を比べてみると、「傾向」がわかるので、慣れると(た)さんのコメントだけで何となくの曲調が想像できる
このうち③については、(た)さんが紹介している曲をひたすら聴きまくって直感的に体得するしかないのですが、簡単なコツを紹介すると・・・
(た)さんはコメントの語尾に「♪」をつけることが多いのですが、稀に「!」や「w」を付けることがあります。これは「絶対聴くべき質の高さ」を保証しています。
残念ながら、現在では(た)さんはほとんどボカロ曲紹介をしていないのですが、過去の紹介については「@TeeHiro #vocanew 」でTwitter内検索をすることで、埋もれた名曲の数々をDIGることが出来ます。興味のあるひとは検索してみてください。かなりおススメです。
あと現在の#vocanewタグの運用については、以下の記事が参考になるので、読んでみてくださいね。
あとついでなんですが、僕もたまーにボカロ記事を書いているので読んでくださいね。気に入ったらマガジン登録(無料)もお願いします。
みなさんのボカロDIGへの一助となればと思います。
良いボカロライフを!