17歳の帝国
「ソロン、街を作って」
最近はテレビを見る時間も無かったのですが、GWに見てハマったドラマの一つです。ある街で総理になった17才の真木くんが2話になって自分の過去を語ります。
「今の僕に17才は少し眩しい」
子どもが少しずつ大人になっていき社会に触れていく中で、知らないことはたくさんあっても、どこか純粋な目で自分の理想を通して社会を見つめていく姿に目を晦ませる星野源さん(役名は忘れた)
2話の最後で政治家として保護者視点の役で出ている星野源さんが、自分の幸福度調査に答えるシーンもまた憎い演出で、ヴァイオレットエヴァ―ガーデンや平家物語で話題になった吉田玲子さんが脚本だったり、プロデューサーはカルテットや大豆田とわ子の佐野亜裕美さん。最高か。音楽も最高だし主題歌に坂東祐大も絡んでいて、NHKやっぱ分かってるな?って感じ。サントラ余裕で買いました。6/1です。よろしく。
17歳の帝国。 理想の政治とは何か。
SNSが広がり始めたときに、ソーシャルメディアとかローカルメディアとか、とにかく小さい世界の繋がりや政治について考えることがあって(学生で余裕があったので)よく分からないおじさんの番組とか見たりしていたけど、何となくそのときのことを思い出す感じです。
mixiから始まって、ニコ生とかUstreamとかあった時代。そんなに簡単にライブ配信ができるんだーって、私もソフト買ってみよう!って遊んでました。すぐに忙しくなって今ではタンスの肥やしになってますが。
「僕は他所から来た人間ですが、ここが
ずっと住みたくなるような街に出来たらと思っています」
おじさんたちも自分の番組で言ってました。自分と自分のことを好きでいてくれる人たちが居心地の良い時間を作ること。そういうメディアを作るのがSNSの本来の使われ方であるべきだよね?って。
それが現実社会でうまく活用できるかは分からないけれども、ローカルメディアとしてそれぞれの地域がSNSをうまく活用できれば、政治的にもいろんなことができて盛り上げられるんじゃないかなぁって。
思えば、それもまた私が教育に興味を持ったきっかけだったのでしょう。ローカルメディアとしてあるインフラって何だろうって考えたときに、地元企業とかよりも根強いのは学校だなぁって。学校がいろんな情報への基地局になるのが、何よりも良い社会だよなって思ったんですよね。
生活基盤として、子どもが中心になる社会を作ることができれば、それはきっと持続可能な社会になるんだろうなって。今の日本の教育事情とは対極にある懐事情で、子ども庁にでも期待すればいいのかな?って感じですが。
戦後の日本で、ほとんどの人が通ったことのある学校というシステムの中にあって、少子化が進むほど箱物的に余裕ができるものであれば、そこに福祉的な部分を持っていけばいいんじゃないかなぁって。ただ何となく思ったわけで。
実際に教育現場に入って蓋を開けて見れば、学校現場自体が崩壊しつつあって、別の組織と協力体制を考える余裕なんて微塵もなさそうな感じで、ダメダメだなぁって思ったりはしましたが。
もし A I がいろんな仕事を補助してくれる社会で、それでも現実に繋がるのは人の力が必要なわけで、その仲介役としての娯楽SNSの普及は既に浸透しつつあって、あとは人と情報がどう繋がっていくかっていう段階までは来ている。
「Utopi-AI」実験都市ウーアで若き総理とAIが、どういう街づくりをしていくのか。そう遠くない未来の話で、想像しておいてもいいんじゃないかなって感じですよね。ちなみに衆議院の被選挙権は日本国民で満25歳以上であること。まだまだ17才には成り得ないけど、真木君の過去を聞くとまぁ、年齢だけじゃないよなって感じでした。
自分の言葉で自分の思想を表せたのなら、きっと年齢に関係なく政治家になれる気はします。少なくとも義務教育課程のとりあえずの目標としては、その国語力にある気はしてます。
あああっと、そういうことを書いている間に今週分が始まっていたー!
追っかけ放送で見てきます。
「アイツらがあのソロンとかいう機械に使われてるんじゃないのか?」
「いえ、真木君はソロンのマスターです」
とりあえずまぁ、星野源がズルい。