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ノルウェーの男女平等と日本の男女差別

写真は大聖堂で撮ってきた。珍しく観光をしてみた、Trondheimの。
友達と一緒に遊ぶと雨でも寒くてもなんでも楽しい。

達成はされていない

男女平等は達成されていないから、さらに頑張るべきだというノルウェー人の意見。
とても素晴らしいと思う。
あるのだろうけど、男だから女だからという意識は少ないと思う。
僕はここのgender equalityの意識がとても好きだ。

Gender equalityのために来た

うちのスーパバイザーになぜノルウェーに来たのか聞いた時の答え。
なんて素晴らしい解答なんだろう。夫婦揃って答えてくれた。
素敵なカップル。
日本では表立って言うことも少なかったけれど、今は自信を持って言っている。
僕はノルウェーに来たかった、Gender equalityがあるから。
日本では言いにくい言葉だったと思う。
男性として言いにくい言葉だったと思う。
でも時折言っていた。僕は男女平等を求めるべきだし、男女差別が激しい日本は、と。

仕事がキツい

日本の男女平等を妨げる理由の一つが長時間労働や労働のキツさだと思う。
体力ゲームになっており、上層部もサバイバーが多い。
さらに、old fashionな男女観も蔓延っており、そもそも女性が上層部に行きにくい社会だ。
おまけにどっかの医学部は女性を入れないという最低なこともやっていた。本当に良くなったんだろうか。
ノルウェーまでこのニュースは届いている。
そもそもこんなクソみたいな状況も良くはなっているが、それでもこの酷さ。

共働きしないと生きれない社会

ノルウェーは物価も高く、また仕事もきっちり終わることが多い。
そのためか、カップルなら共働きが普通だ。
ある種、昔の日本のように旦那が稼いだら一家暮らせるなんてこともない。
でも、その代わりうちのスーパバイザーみたいにイキイキして働いている女性が多い。

夫婦別姓もLGBTQの権利も認められない日本

夫婦別姓なんていいじゃないか。
なぜ認めないんだ。
社会システムは苗字変更に厳しい。
医師免許とかも色々申請がいるとか聞いたことがある。僕は日本にいた時に思っていた、結婚できたら自分の苗字を変えてやると。自分の苗字が嫌いということもある。今となっては論文があるから、名前変更といっても完全に変更できないのは残念。
LGBTQだってそうだと思う。結婚認めればいいじゃないか。何が問題なんだ。
今の日本に住んでいて、僕は結婚できる気がしなかったし、子供を持って大丈夫だろうかと思っていた。
みんな結婚から遠ざかっているんだから、結婚したい人はさせてあげればいいじゃないか。
幸せなカップルを見ることは大事だよ。どんな組み合わせだろうと。

男女平等は男性にも優しいよ

ノルウェーは子供ができれば男性も半年育休がもらえる。
よくベビーカーを押している男性も見かけるし、子供がよく遊んでいる。
日本みたいに圧力のある環境じゃないから、僕も段々こっちで子供がほしいなと思ってきた。日本は大変だよ。
仕事も早めに終わる、体力ゲームじゃなくなるとみんなに優しいと思う。
家族にも、男性にも、女性にも。

衝撃的な日本

学部時代に、教授の周囲の席を女子学生で囲むルールがあった。
ある医師に言われた、”女医さんは大変だよね、どっちもしなきゃダメだから。家庭と仕事。男は仕事だけしてればいいんだよ”。
あからさまなロッカールームトークを医局でする医師。
専業主婦が欲しいとあからさまに言えてしまう環境。
女子力という腐った言葉。
妊娠したら居場所のなくなる病院。
不問律のように続くこの差別。
声を上げたかった。でもそういう自分も諦めがあったと思う。
批判はしていた。でもdiscussionしにくかった。
こういう問題があって変えていきたい、僕は嫌だと話すとみんな驚いていた。
バリバリ働きたい系の人だと思っていたから、old fashionなんだと思っていたとか。

自分がマジョリティになった

マイノリティだったし、ある種日本で戦っていたんだと思う。
やっと自分の思想がマジョリティの場所にきた。
でも、どこかで遠くから日本を変えれたらと思っている。

将来は変えられるはず

難しいかもしれない。でも変えるべきだ。
それが出来なければ、人材の流出は止められないだろう。
色々な人材が活躍できるような環境を作ってあげること、体力ゲームではなくしてリミテーションもある人でも才能を生かせる社会にすべきだ。
僕は少なくとも自分が活躍できるみたいを日本に見出せなかった。
海外に道を見出すしかないと思ってしまった。
日本という国でそれは不幸だ。



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