LaTeXでグラフを描く方法3(ついにグラフを描きます)
前々回は、直線を書きました。そして、前回は曲線と矢印を書きました。
この2つを組み合わせればグラフは描けるので、今回は頑張って描いていきます。
とりあえず、適当に直線を一本引きたいと思います。
y=x+1の線を0から5まで引きます。
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{intersections, calc, arrows}
\begin{document}\begin{tikzpicture}
\draw[domain=0:5] plot(\x,\x +1);
\end{tikzpicture}
\end{document}domai
domainで定義域を設定できます。
ただ、x軸とy軸がないのでちょっと分かりにくいと思うので軸を書きます。ついでに、直線も太くして式も書いておきます。
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{intersections, calc, arrows}
\begin{document}
\begin{tikzpicture}
\draw[->,>=stealth,semithick] (0,0)--(10,0); %x軸
\draw[->,>=stealth,semithick] (0,0)--(0,10); %y軸
\draw[very thick,domain=0:5] plot(\x,\x+1)node[right]{$y=x+1$};
\end{tikzpicture}
\end{document}
そして、できたのがこちらです。
これだと、まだ原点もないし座標も分からなし、式が何なのかわからないので、付け足します。
矢印のところでnode{}を使ってx軸とy軸の変数を書くことができます。場所はnode[above]{}とか大かっこを使って指定できます。
node[above,xshift=1cm]{$x$}という感じで、x軸方向やy軸方向にもずらせます。
続いて、原点と軸との交点も書いていきます。
\draw (0,0)node[below right]{O}; %原点
これが原点の書き方です。ほかの交点についても同じことをしたのがこちらです。
\begin{tikzpicture}
\draw[->,>=stealth,semithick] (0,0)--(10,0)node[above,xshift=1cm]{$x$}; %x軸
\draw[->,>=stealth,semithick] (0,0)--(0,10)node[right]{$y$}; %y軸
\draw (0,0)node[below right]{O}; %原点
\draw (0,1)node[right]{$1$}; %点(0,1)
\draw[very thick,domain=0:5] plot(\x,\x+1)node[right]{$y=x+1$};
\end{tikzpicture}
xの文字をx軸方向に1cm動かしたのが分かると思います。
このようにして、y切片の1もいい感じの場所に動かしましょう。
\begin{tikzpicture}
\draw[->,>=stealth,semithick] (0,0)--(10,0)node[above]{$x$}; %x軸
\draw[->,>=stealth,semithick] (0,0)--(0,10)node[right]{$y$}; %y軸
\draw (0,0)node[below right]{O}; %原点
\draw (0,1)node[left, yshift=-0.1cm]{$1$}; %点(0,1)
\draw[very thick,domain=0:5] plot(\x,\x+1)node[right]{$y=x+1$};
\end{tikzpicture}
ということで、取り合えず今回は基本的なグラフの描き方を解説しました。
次回は、もう少し発展的な内容を書きます。
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