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過活動膀胱の小児にデスロラタジンは有効ですか

〇はじめに

過活動膀胱は頻尿や夜間頻尿を伴う尿意切迫感を特徴とし、生活の質に大きな影響を及ぼす疾患です。

病因は明確ではありませんが、基礎研究の知見からアレルギー疾患との関連が注目されています。

今回は2022年に発表された観察研究を紹介し、知識のアップデートを提供しようと思います。


ゆき  過活動膀胱にアレルギー疾患が関連があるんですか。

さくら 驚きだね。詳しく説明しよう。


〇プロローグ

Rp.ロラタジン✨

👩👦アレルギー性鼻炎ですが、頻尿にも効くかもって。

👧💭初耳だわ…

💻PubMedで1件ヒット「…


〇小児の過活動膀胱の疫学

国際小児大陸学会では、過活動膀胱(OAB)を「通常、頻尿や夜間頻尿を伴う尿意切迫感を特徴とし、尿路感染やその他の明確な病的変化を伴わない臨床症候群」と定義しています。OABは、小児に最も多くみられる下部尿路症状の1つです。2002年、日本における小児のOAB発症率は~17.8%、2009年、韓国における5~13歳の小児の発症率は16.59%、2018年、中国本土の5省における横断的OAB調査によると、中国での発症率は9.01%でした。

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