バルプロ酸徐放顆粒
先発品はセレニカR顆粒です。
バルプロ酸ナトリウム徐放U顆粒40%「アメル」のほうがセレニカR顆粒よりも粒度の均一性が高かったため、セレニカRよりも「アメル」を使うことが多かったのですが、「アメル」が販売中止になります。
セレニカRに統一してもよいのですが、世の中ではすでに「アメル」が主流になっており、また、円盤で撒くときはいいのですが、たまにVマスを使うときは粒度の均一性が高いものが望ましいので、セレニカRには統一しにくいと考えています。
「アメル」以外に「フジナガ」も徐放顆粒を販売しているので、調べてみました。
添付文書上の薬物動態データは、アメルもフジナガも全く同じです。ここまで一致することは珍しいので、いろいろ探ったところ、アメルの徐放顆粒もフジナガの徐放顆粒も製造元は日新製薬でした。
製造元が同じでもロット間の相違は生じるのですが、出元がまったくことなるよりも安心です。
アメルが販売中止になってももともとアメルもフジナガも出元は同じなので、おそらく供給ひっ迫は生じないのではないでしょうか。