「花粉症は鼻にワセリン」ってどうやるの?
花粉症は鼻にワセリンが効くという記事は時々見かけます。
私も花粉症なので試してますが、なんとな~くは聞いている感じがします。花粉症の季節に感じる鼻の奥がヒリヒリする感じが無くなります。
ただ、お話しているとワセリンの塗る場所や方法のイメージがつかない方が多くいるようなので書いておきます。
綿棒にこれくらいワセリンをつけます。量に迷ったら少し多いかな?ぐらいがお勧めです。
そして鼻の中をぐるっと一周させて塗ります。この時にあまり奥まで入れると危ないので綿棒の綿部分が鼻の中に隠れる程度にしてください。
片方の鼻が塗り終わったら綿棒の逆側でもう一度ワセリンをすくってもう一方の穴に塗ります。
塗る頻度は1日3~4回が良いようなので
朝(顔を洗った後、外出前)、昼、夕方、寝る直前あたりがタイミングがいいと思います。
綿棒を使わずに指でもいいかもしれませんが、ワセリンを汚さず、ムラなく塗るのが難しいので綿棒をお勧めします。
鼻水が酷いときはあっという間にワセリンが流されてしまいます。その時はマスクや薬といった花粉症の基本対策と合わせて試されるといいと思います。
個人的には4月後半のスギ花粉が終わってまだちょっとヒノキ花粉が飛んでいるけど、暑くてマスクするのが嫌だな~ぐらいのタイミングならワセリンのみでも過ごせるようになります。
科学的根拠
どこが個人の工夫でどこからが科学的根拠なのか整理しておきます。
「ワセリンを鼻に塗ると花粉症が軽くなる」
これは少人数での研究しか無いのですが、経験的にそういったことがあるということが知られているようです。
ある程度しっかり検証されたのは以下の2報ですが、こちらはワセリンからさらに改良を加えた軟膏なのでどこまでワセリンが効果があるのは未知数です。
どちらにも共通して言えることは、鼻の中の下の方に塗るようにすること、1日3~4回塗ることで効果がみられています。
塗る方法は綿棒ではなさそうです。片方の論文は専用のスプレーのような道具で鼻の中に塗っていました。
ですので、綿棒の使い方は私が個人的に工夫を重ねたちょっとしたコツです。
もう一つ「治療というものはどうしても効果と副作用リスクがつきまとうが、この方法はほぼ副作用がみられていないこと」が述べられていました。
結論としてワセリンを塗ると花粉症がよくなるという明確なエビデンスはないものの、実際良くなる人も結構いるのと、特に害が少なそうなので試してみてもいいのでは?といったところだと思います。