「鼻うがい」ってどうやるの?

こちれでは鼻うがいをコスパ重視、使い勝手重視の各視点からご紹介します。

花粉症が辛いと「鼻を洗いたい!」と感じる方、いらっしゃるのではないでしょうか?

「鼻うがい」「鼻洗浄」という言葉を聞かれたこともあると思います。

コスパ重視の鼻うがい

鼻うがいのコツはずばり「塩水で洗う」です。水で洗うとキーンと、とても痛い思いをしますが体の成分と同じかそれ以上の濃度で洗えば痛くありません。

用意するもの

・500mLペットのボトルの空(できれば台所洗剤で洗ったもの)

・塩小さじ1

・シリンジ(注射器の針のついていないもの、サイズは20mLまたは30mLで薬局か通販で50~100円くらい)

これで体の成分より少し濃い食塩水ができます。水道水で作った場合で2~3日、沸騰させた水をさましたものなら1日ぐらいで作りなおしてください。

いざ鼻うがい

これを1日2回です。

朝と夕方帰宅時ぐらいがちょうどいいと思います。

手間をかけたくないけどコスパも考えた鼻うがい

単純に鼻洗浄液を買ってくることです。洗浄液に鼻に流し込むための道具もついています。

使い方も分かりやすい動画がメーカーのサイトに載っています。

鼻に流し込む道具もよく設計されているので初心者はまずはこちらがお勧めです。

食塩水と違って少しだけスッとする成分が入っているので洗えたかどうかが分かりやすいです。食塩水だけだと全く刺激が無いので鼻のどこまで洗えたかよく分からない時があります。

しっかり洗う鼻うがい

ちょっと高いですが専用機材も売っています。こちらは試したことがないのですが、良さそうです。

こちらの森田先生のノートに鼻うがいの機器と一緒に花粉症に鼻うがいが効果があるかどうか科学的な説明が書かれています。

科学的な根拠はこちらの森田先生のノートで説明されているのでこちらでは省略します。

あ、シリンジで鼻を1日2回洗う方法は鼻腔洗浄の有効性を検証する臨床試験でよく使われる方法の一つなので科学的根拠はあります。


体験談 鼻を洗ったら・・・・

汚い話なので、食事中や気持ち悪い話が苦手な方は読まないでください。

当時の私は重度の花粉症で毎年3月か4月ころには水のような鼻水から緑色のねっとりした鼻水に変わり、常に鼻づまり100%、鼻では全く呼吸できない状態でした。

そのうちに喉の奥に常にうっすら痰がからむような状態になり、口呼吸しても苦しく、咳払いを一生懸命繰り返しても痰が出ずに苦しんでいました。

しゃべることも多い仕事だったのでたまりかねてハナノアを買ってきて試行錯誤しながら鼻うがいすると。。。

洗浄液は逆の鼻の穴からでているにも関わず・・どろり・・と何かが喉を通って口の中に・・・

吐き出してみると緑色の膿が固まったような、鼻水が固まったようなよくわからない物体がでてきました。直径1.5㎝ぐらい。

こんなものが喉にからんでいたらそりゃ苦しいですよ。

鼻うがい後は急に喉のあたりが楽になりました。1日2回洗っていると数日で鼻づまりも、若干改善。

今思うと花粉症(鼻炎)が酷すぎて副鼻腔炎を合併していたんですね。副鼻腔炎になると副鼻腔に溜まった鼻水や膿が喉の方に降りてきて不快感や咳を起こすことを今は知っているのですが、当時は本当に驚きました。

鼻うがい(鼻腔洗浄)は副鼻腔までは洗えないと考えられていますが、出口付近に引っかかって喉まで垂れ下がっていた膿の塊がとれたのだと思います。

副鼻腔炎になってしまったら耳鼻科受診をお勧めします。

最後に

鼻うがいはお金かけても、かけなくてもできます。快適さや手間がちょっと変わるぐらいです。副作用はたまに鼻の奥が痛くなったり頭痛がでる場合があるそうなのでご自分に合わないと思ったら止めてください。

私の体験としては花粉症が重症化している時の方が鼻うがいでよくなる実感があります。



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書き始め薬剤師ママ
サポートしていただいたお金はアレルギー関連の書籍を買い、noteに還元できるようにしたいと思っています。