「今日までが自宅待機なので。」~今日まで、ですよね?

PCR 無料検査事業が始まってから、コロナ第6波到来。
保健所の検査が追い付かず、資材不足も手伝って自宅待機後は検査をせず、職場復帰となる。
当然感染がまだ続いているのでは?と待機明け本人、周囲共に不安になる。

世の会社からは当初、『PCR検査を受けてこい』という指示が乱発。

しかし、無症状の方は病院では断られる。→自費でPCR検査を受けるのは二万円くらいします。

そうなると無料でやってもらえる薬局に連絡が入る。

薬局が期間限定で請け負っている都道府県の事業には条件がある。

前提は、
○その都道府県に住んでいる。
○無症状で濃厚接触者に該当しない人。

その上で2つに分かれる。

①経済を回す支援、いわゆるVTP。
イベントに参加したい人で、証明書が必要な人。

②感染不安な人。いわゆる一般。
『検査は容易に受けることができるもの』として普及させるのが目的。

②を会社が活用しようとし(そりゃ当然ですね)、責任者は『発熱などの症状がある者と接した』『陽性患者が近くに出た』(ともすると遠くへ行ってきた後の出勤前)と聞くたびに「無料のPCR検査受けてこい」と言っているらしく、薬局もPCR検査機関も大混雑。

途中から『会社が従業員に指示する分は福利厚生の範疇で』となった。(つまり、会社が費用を払え、ということ。)

(それから少し混雑が緩和された感がある。)

通常業務で混雑する中、検査対応の他、電話対応も増えた。
してもらえない(条件が合わない)と、わかると、
『ならどこでしろと言うんだ!』と怒り出す方もいた。

通常の患者様も待ち時間が長くなり、陰でそのような対応が増えていることを知らない為、こちらも怒鳴り出す。

踏んだり蹴ったり😥

ニュースで、『陰性証明を求めるから医療現場が逼迫している』と流れ、『陰性証明等は要らないから』という人もいたが、そこじゃあない!陰性証明は簡単に作成できる。

会社が不必要な人に対し安易に『PCR検査を受けてこい』と言っている事が、現場の逼迫に繋がっているんだー!!

そんなに不安ならPCR に拘らず会社で抗原検査キットを購入し、事前交付又は出勤時に検査して、それで陽性になった人をPCR 検査に行かせれば良いこと。

そんな中、電話が鳴る。

「無料のPCR検査、受けたいんですけど」
「現在のご症状は?あと、なぜ受けたいと思われましたか?」
「症状はありません。濃厚接触者になってしまって、今日まで待機期間なんです。明日から仕事に行くに当たって、感染していないか不安なので確認してから行こうと思って。」

つまり、明日出勤する前までに陰性であることを証明し、仕事に勤しみたい、と。

「えーと、待機は今日まで、なんですよね?」
「ええ」
「なら今日まで濃厚接触者なので、薬局ではお受けできません。明日以降でご心配ならお受けできますが。」
「え~?!保健所ではしてくれないんですよ?!」
「待機期間が終わったら感染させる可能性は低い、として保健所は検査をしなくても良い、と判断したのではないでしょうか?会社が陰性証明を求めていらっしゃるなら有料となりますが、出社に当たって、会社があなたに検査を受けてくるよう求めたのですか?」
「・・・。」
「・・・費用が発生することなので、会社と相談してくれませんか?それでもうちがお受けできるのは明日からです。」

気持ちはわかりますが、今日まで家でおとなしくしていて欲しい・・・。医療従事者にも気を使って欲しいものです。



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