MAZDA3 100周年特別記念車 2020DCDOTY受賞記念モデルを注文した
退職に備えて車を1台にすることに
3月に退職することになっています。教員は60歳を迎えた誕生日の次の3月に退職します。
これまで、自宅には自分のマツダ・ロードスタ(ND)と妻のデミオの2台がありました。でも、私が退職することを機に1台にすることにしました。私自身は、30km程度の距離ならば、自転車で移動することがよくあります。これまで、長期の休み(夏休みや冬休み)には、ほとんど自転車で移動したので、愛車ロードスター駐車場に置きっぱなしの状態になっていました。このことを考えると、退職後も、あまりロードスターで移動することはないのだと考えられました。ロードスターはとても気に入っていますが、保険や税金などの維持費と利用頻度を考慮すると持ち続けるのは得策ではありません。デミオを手放すことも考えられなくはありませんが、妻はもっぱらオートマチック車しか運転してこなかったので、マニュアルのロードスターを日常使いにするのには無理があります。
最初は、MX30を購入しようと考えた
妻も私もマツダの車がとても気に入っていて、他のメーカーの車には興味をもっていませんでした。トヨタのようにたし算のデザインよりも、マツダのひき算のデザインのほうが好きなのです。それで、ロードスターとデミオを下取りに出して、新しい車をマツダで購入しようと考えました。
最初に考えたのは、MX30です。
電気自動車として発表されたMX30ですが、そのときは、なんか犬みたいなフェースでそれまでのマツダらしくないと感じました。しかし、ハイブリッド車として市販されることになったとき、なかなかいい感じに思えました。特にソウルレッドを纏ったMX30は、やはりマツダらしいデザインが感じられ魅力的に見えました。いろいろと言われている観音開きのドアも個性の一つとして考えれば悪くないと思えました。
購入するつもりで、オンラインの見積もりを使って調べていくと、車体そのものはそう高いわけではありませんが、セットでオプションを付ける形にしていくと、結構高価な買い物になることがわかりました。そして、2つのことが気になりました。
① ハイブリッドとはいえ、燃費があまり良くない。ガソリン車なので経済的には弱い。
② マイルド・ハイブリッドだから、エコカー減税の対象にならない。
特に、エコカー減税の対象にならない点で次のように考えられました。
減税分のお金が節約できるならば、他の車種のクリーンディーゼル車にしてオプションに回せば良い。
妻のデミオはクリーンディーゼル車ですが、日常使いとしては十分にトルクがあり、気持ちよく走ってくれています。その上、燃費もいいですし、燃料代もガソリンより安くすんでいます。MX30の個性はとても魅力的だけれどクリーンディーゼル車がありません。そして、初期型というのもネックです。マツダは、年次改良で見た目は変わらないけれど中身をどんどん良くしていくことに力を入れています。あとになって、「自分たちの車は初期型、改良前の車だよなぁ。」って思うのも悲しくなると考えられました。MX30は、選択肢から消えました。
デミオ維持で、新しいクルマを待つ?
ならば、MX30の購入はやめて、ロードスターだけ売り、デミオ1台を維持するということを考えました。今後、マツダからは、新しいクルマが出ることが期待されます。(まあ、他のメーカーもそうですけど)
MX30の電気自動車や、さらにロータリーエンジンをレンジ・エクステンダーとして乗せたもの、北米で売られているマツダ3のガソリンターボ(全くエコカーじゃないけど魅力的)、まだ噂だけのマツダ6、……。
急いで車を買う必要性はありません。デミオ1台維持ってのは、現実的だと考えられました。
マツダ3の試乗を申し込んだ
それでも、マツダ3の試乗をディーラーに申し込んでみました。マツダ3のクリーンディーゼル車なら、減税対象ですし、美しさはピカイチです。
この車の魅力はなんといっても、デザインの美しさです。マツダのひき算の美学の結晶と言ってもいいクルマだと思います。勿論クリーンディーゼル搭載車があり、最近の改良で足回りを向上させ、エンジンをわずかながらもパワーアップさせました。(メーカーが、ハードウェアの改良ではなくソフトウェアの改良でパワーアップさせるあたりは、マツダらしいと思えます。)MX30にかわってマツダ3のクリーンディーゼル車が購入対象の一番だと考えられました。
私自身は、すでにマツダ3に試乗したことがあったのですが、妻はまだでした。デミオに比べるとひと回り大きいマツダ3、さらに、その外観の美しさのために後方視界などにはちょいと難があります。妻が運転しづらいと思えば選択肢からははずれます。とりあえず、妻の意見を聞いてみようと考えました。
2021年1月23日、妻とディーラーを訪れました。用意されたのは、上級グレードの XD Burgundy Selection です。
赤いレザーのシートは、魅力的でした。さらに、360度モニターや、ボーズのサウンドシステムもオプションで載せられていました。試乗した妻は、
デミオと似た感じがするし、車高もそう低さを感じない。後方視界は狭いと思うけれど、360度モニターがあれば駐車するときには困らない。スタイルがかっこいいと思う。
といった感想を持ったようです。
ディーラの店舗内には、CX30も展示されていました。CXシリーズは、似たような顔つきなので、選択肢に入っていなかったのですが、30は新しいだけに、ちょいと他よりもかっこよく見えました。同じシャーシで開発されたマツダ3との差額もそう大きくはありません。アイポイントが高い分運転しやすいと考えるならばCX30もいいかと思いました。が、やはりマツダ3の方がより個性的でかっこいいということで、CX30も候補から外れました。……私自身、SUVはあまり好きではありません。
MAZDA3 100周年特別記念車 2020DCDOTY受賞記念モデルを注文した。
もし、マツダ3を購入するのならば、最上級モデルである必要はないと考えていました。革のシートは贅沢だと思えました。また、オプションでボーズのサウンドシステムもつけられますが、それとて標準のオーディオシステムが悪くないので必須とはいえません。その分安くなるのは大きなアドバンテージとなります。
しかし、試乗モデルの質感の高さに私も妻もやられました。やはり、近年のマツダ車の高質感はいいです。乗ってみると標準のシートよりもいい! と思えてしまったのです。そして、もうひとつ魅力を感じるグレードに目が行きました。MAZDA3 100周年特別記念車 2020DCDOTY受賞記念モデルです。
100周年記念車は、白ボディーと思って選択肢には入っていませんでした。私も妻も、マツダの赤色、ソウルレッドクリスタルメタリックがお気に入りです(ロードスターもデミオも赤)。豪華装備でも白色はいらないと思っていたのですが、2020DCDOTY受賞記念モデルは、ソウルレッドのボディだというではないですか。革のシートの上級グレードに様々なオプションを乗せたようなもの。記念のバッジなどがついています。上級モデルにオプションを付けたら金額的にはそう大きく違いがありません。ボーズのサウンドシステムはいらないと思っていましたが、思い切ってついている車でもいいかな? と考え直しました。考えてみれば、退職記念で購入するようなもの。あまりチープに買い物をするより、一生に一度の退職記念なのだからちょいと気張ってもいいかと思い、契約することにしました。
試乗するだけのつもりが、実車に乗ると欲しくなっちゃうのがディーラの魔法です。
3月いっぱいまでは、私が通勤するので、4月に入ったらデミオとロードスターを下取りで交換する形で契約しました。あと2ヶ月。楽しみが増えました。
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