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パワーポイントのデザインテーマを活用する
パワーポイントのテーマとは?
パワーポイントには標準でデザインテーマがいくつか登録されており、左側上部のリボンにある「デザイン」タブから選択できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703985659263-mIQZdhr6AX.png?width=1200)
デザインを選択するだけで、フォントや配色・スライドのデザインが一括で適応されるので、大変便利な機能です。
ただ、ほどんどの方は元から入っている標準のデザインテーマ内から選んでいるのではないでしょうか?
今回はそんなパワーポイントのデザインテーマについて、追加方法と書き出し(エクスポート)のやり方、資料作成における活用方法をご紹介します。
効率的な資料作成のための「テーマ」一式
パワーポイントでテーマを活用をする際、
スライドのデザインテーマ一式
テーマのフォント
テーマの配色
という3つの要素があれば、デザインを統一しながら効率的な資料作成が可能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703985692002-Gcykc9LorB.png?width=1200)
昨今は高品質なデザインテンプレートを入手できる素材サイトも多くあります。
素材サイトからダウンロードしたパワーポイントのテーマは、最低限スライドマスターに一式のデザインが設定されていることがほとんどですが、フォントと配色まで設定されているデータもあります。
しかし、フォントや配色は自社のブランドに合うものを利用したい・複数人で編集しやすいよう、OS標準フォントで編集したいというケースも少なくないでしょう。
そのような時は、テーマのフォントと配色を自分で設定し、3つの要素を揃えた状態でテーマを設定すると、後々編集する際の時短に繋がります。
テーマのフォント・配色の設定方法はこちらの記事で解説しています
今回は、実際に素材サイトからダウンロードしたパワーポイントをテーマに追加してみます。
①テーマの保存方法
まず、テーマとして登録したいパワーポイントを開きます。
次に編集画面の左上から、
デザインタブ > 現在のテーマを保存
を選択し、Officeテーマ(*.thmx)という形式で保存できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703985800705-1PIqvyuCF1.png)
テーマは任意で名前を設定できますので、ご自身が認識しやすいテーマ名で登録するとよいでしょう。
この「現在のテーマを保存」は、デザインタブの左下にある矢印をクリックすると出てきます。
この部分が少し見つけづらいのですが、マウスを上に載せるとテーマの案内が出てきますので、下記の画像を参考に探してみてください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126154428/picture_pc_880e0eb91c9abebd6cdea72434c85b5d.gif)
②保存したテーマを適用する
テーマを保存できたら、再度デザインタブからテーマの詳細を開くと、「ユーザー定義」の部分に追加したテーマが表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703985875951-CpbpUTard5.png?width=1200)
自分で追加したテーマは、この「ユーザー定義」一覧に登録されますので、よく使うデザインテーマを登録しておきましょう。
Windowsの場合、標準だと下記の場所にデザインテーマの保存先が指定されています。もちろん、任意の場所に保存しても利用可能です。
C:\Users\自分のユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\Document Themes
登録後は使用したいテーマをクリックするだけで、現在開いているパワーポイントデータの全ページに適用されます。
例えば新規のスライドで、文字だけの簡単な”たたき台”を作成した後にデザインテーマをクリックすると、テーマに登録されているフォント・配色・スライドマスターの設定が一括で反映されます。
③外部から入手したデザインテーマを活用する
デザイナーに作成してもらったり、素材サイトからデザインテーマを入手した際は、拡張子が「thmx」のデータをパワーポイントで開くことで、フォント・配色(パワーポイントのカラーパレット)・スライドマスターのテンプレートが適応された状態のスライドが表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703985949297-YQFyZ3wD2C.png)
配色やフォント、スライドマスターが設定されていない状態のパワーポイントだと、デザインテーマとして書き出しても真っ白のスライドのままなので、使い勝手があまりよくありません。
まとめ
パワーポイントのテーマは「誰が編集してもデザインが統一されている、再現性が高い資料づくり」に大変便利な機能です。
スライドマスターでテンプレートのデザインを作成しテーマに設定することで、プレゼン資料作成の時短にも繋がりますので、ぜひご活用ください。
※ご紹介した操作はWindows OSを想定しています。Mac版のパワーポイントではショートカットキーや一部設定が異なります。
PHAINO DESIGNでは基本的に全てのパワーポイント資料デザインにおいて、フォント・配色・スライドマスターを設定した状態で作成しております。汎用性が高い資料デザインをご希望の方は、お気軽にWEBサイトもしくはココナラからご相談ください。